長財布に換えても入ってくるお金は増えない

長財布は貧乏アイテム

財布を変えた途端にお金が増えたとしたら、世の中は金持ちだらけになるはずだ。しかし現実はそうなっていない。この点だけでも、財布とお金に因果関係がないことは明白である。金持ちを見習って「長財布」を使う人は、金持ちどころかむしろ貧乏になりやすい傾向の人なのである。結局の所、お金を管理する能力が、「持ち歩く現金の整理」という細かいところに出た結果、整理しやすい長財布を選ぶため、金持ち=長財布が多くなるに過ぎない。(内田游雲)

財布の話には、かなり反響があって、少しびっくりしている。
みなさん、お金よりも財布のほうが好きらしい。

【参考記事】:

そこで、もう少し財布について考えてみたい。

「自分もお金持ちになりたいから
長財布に買い替えよう」

こう考える人は、金持ちになるどころか、逆に金持ちから遠ざかる人だ。

財布とお金に因果関係はない

そもそも財布を変えた途端にお金が増えたとしたら、世の中は金持ちだらけになるはずだ。しかし現実はそうなっていない。この点だけでも、財布とお金に因果関係がないことは明白である。

一部の金持ちや高額所得者が長財布を持っているのは事実で、確かに長財布だとお札を折らずに収納できるし、カードやポイントカード類も整理される。こうしておけば、クレジットカードやポイントカードも、必要な時にサッと取り出して使えるだろう。その管理に適しているのがたまたま、長財布タイプであるというだけだ。

結局の所、お金を管理する能力が、「持ち歩く現金の整理」という細かいところに出た結果、整理しやすい長財布を選ぶため、お金持ち=長財布が多くなるに過ぎない。

しかし実際、普通の人が長財布に換えたからといって、入ってくるお金が増えることはない。

普通に考えて、財布を変えたらムダな出費が減るだろうか。財布の整理整頓ができるかどうかは、利用する財布によって影響しないことは、常識的に考えれば判るはずだ。

それならば、今持っている財布でも、お金やレシートの整理・管理を始めることはできるはずである。

長財布はスリの被害に会いやすい

現実には、二つ折りの財布を持っているお金持ちも大勢いる。その理由は「コンパクトだから」だ。男性の場合ジャケットなどを着る季節なら長財布を上着の内ポケットに入れらるが、夏場はそれも難しくなる。

ズボンのポケットに長財布を入れれば、落としたりスリに遭ったりしやすいし、そのためにカバンをを持つのも邪魔になる。よく、若い人のジーンズの尻ポケットに半分以上顔を出している長財布を見まるが、誰がどう見てもスリの被害に会いやすい。そうした心配をしなくていいということは、財布にはお金がほとんど入っていないことが推察できる。

しかし二つ折り財布ならたいていの状況でポケットに入り、かさばらずに持ち運べる利点がある。

そして昨今は、そもそも財布すら持たない金持ちも沢山いる。というのも、最近はほとんどのものがクレジットカードや電子マネーで支払えるようになっているため、現金を持ち歩く必要に迫られる場面がないからだ。

だから財布ではなく、カードケースだけやスマホだけを持つという金持ちも結構見かける。消耗品や耐久消費財などの買い物は、ほぼネット通販で済ますことができるし、飲食店などでもスマホやカードで決済することができる。

細かいところでは、今や保育園の備品代も電子マネーで支払えるし、従来は現金しか受け付けていなかった100円ショップでも、カード決済ができるようになっている。

長財布を使う人は貧乏になりやすい

長財布を買うことで本人が楽しいとか何かハッピーになるのであればよいのだが、ただ流されて、無駄なお金を支払うのは、テレビで「○○を食べれば痩せる」という番組を見て、スーパーにガッテンだと走る人と同じだ。

専門家もメディアも、必ずしも正しいことを言うとは限らないし、データだって捏造される可能性がある。専門家の言うことだから正しい、本やテレビで言っていることだから正しいなどと、鵜呑みにしないことだ。

他人の言うことを鵜呑みにする人は、結局よく考えていないだけであり、そうした姿勢の有無は、日常の買い物だけでなく仕事や投資にも、影響するであろうことは想像に難くない。そう考えれば、金持ちを見習って「長財布」を使う人は、金持ちどころかむしろ貧乏になりやすい傾向の人なのである。

世の中にはいろいろな情報が溢れているが、常に「その本質は何か」とか、「それを裏づける根拠や合理的な理由は何か」をしっかりと考えて行動する必要がある。

世間に流布する通説に対して、なんとなく納得するのではなく、その説の根拠を突き詰めることだ。こうした考え方こそが、金持ちへの道につながる。

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