日本ほど恵まれている国はほとんどない

日本は恵まれていることを自覚しているか

日本という国は、いろいろな面でかなり恵まれている。実際に、これほど恵まれた国は他になかなか無い。日本の今の時代ほど、チャンスに溢れている国は、世界の歴史上みてもほとんどないだろう。だから、この時代に生まれた私たちは、とても幸運である。ぜひ、このことは基本に置いておくべきだ。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

日本は世界で最も恵まれている国の一つ

日本よりも海外の方が・・・
あなたはそう思っていないだろうか?

「日本の政府のやり方ってどーなの?
 今後の国民の生活はどーなるの?
 景気は??
 高齢化、少子化は??
 国債は??
 山積みの日本の問題を思うと
 住みにくい国だなぁーって思ってた」

最近、話した人との会話で出てきた内容だ。

こうしたことは、じつは、いろんなところで耳にするが、これを聞く度に私はガッカリする。なぜなら、日本はいろいろな面でかなり恵まれているからだ。実際に、これほど恵まれた国は他にはなかなか無い。

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例えば、古くからある母国語で、商売ができるというだけでかなり特殊な国である。フィリピンなど経済圏が小さな国だと食うために英語を学ぶ。フィリピンは、公用語がフィリピノ語と英語だ。

しかし、実際には、多くの言語が存在し、タガログ語・ビサヤ語・ビコール語等々、その数は100以上と言われている。現地語しか話せない人も多くいる中で、意思疎通にも苦労することがあるのだ。

一方日本はと言えば、単一言語だ。多少の方言の違いはあるが、ネタとして使われる程度の違いでしかない。

GDP世界第3位という巨大な経済圏

そして、なんといっても、我々は、自国に大きなマーケットがあるので、日本語だけで商売ができる。

IMF(国際通貨基金)の発表によると、2022年の日本のGDPは世界で3番目の4兆2335億ドルだ。1位はアメリカの25兆4644億ドル、2位は中国の18兆1000億ドルである。

GDP世界3位という巨大な経済圏があり、さらに、その85%が内儒であるから、日本語だけでビジネスをやって、一生十分に食べていけるはずだ。

インフラが整備されているかも重要

そして、なんといっても、我々は、自国に大きなマーケットがあるので、日本語だけで商売ができる。

IMF(国際通貨基金)の発表によると、2022年の日本のGDPは世界で3番目の4兆2335億ドルだ。1位はアメリカの25兆4644億ドル、2位は中国の18兆1000億ドルである。

GDP世界3位という巨大な経済圏があり、さらに、その85%が内儒であるから、日本語だけでビジネスをやって、一生十分に食べていけるはずだ。

商社勤務などの、一部の例外を除いて英語を勉強しているのは、いってみればオシャレ感覚でしかない。日本にいる外国人は、何年か日本に住んでる人だと流暢に日本語を話すが、ネイティブほどではないから、もちろん、食い違いも多くある。特に文章になると、それが明確になってしまう。

日本人の文化や国民性を理解しているかは、ビジネスをする上でとても重要な事だし、日本人の特性の理解がなくては、セールスコピーなど絶対に書けるはずもない。さらに、どこにどういう広告を出したらより効果的かも解らないし、たとえ、知っていても、上手くは活用できない。

これはやっぱりネイティブの強みなのである。

インフラが整備されていることが重要

さらに、インフラや人材面での環境も恵まれている。

いきなり意味もなく停電することもないし(これ、海外だとけっこうあるのですよ)、どんな、田舎の方に行っても水道や電気が整備されている。これはじつは、とてもすごいことなのだ。

フィリピンの田舎とか行くと、水飲むだけでも覚悟が要る。見るからに濁っていたりするし、さらには、シャワーとかまじか!って水になる。

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道路も凸凹とかではなくきちんと整備されているし、どんな地方であっても交通網が発達している。新幹線を使えば、北海道から九州まで快適に移動できる。

人も真面目な人が多い上に、さらに、約束をきちんと守る人も多い。だから、安心してビジネスができる。これは、環境としてかなり恵まれているといっていい。

さらに、餓死することはほとんどない。食べ物にも溢れている。仮に失敗してもホームレスになっても生きていける。

ヨーロッパでは失業率15%を越える国がたくさんある中で、日本には仕事自体は、選ばなければたくさんある。起業して失敗しても命まではとられない。

そして、チャンスもいくらでもあるのだ。

日本ほどチャンスに溢れている国はない

日本は、家柄で決定的に将来が決まってしまう国でもない。もちろん、親ガチャなんて言葉が流行るように、現実には、その影響はかなりあるが、それが決定的な役割を果たすわけでもない。結局は、自分の心の持ちようと、行動次第なのだ。

そして、ライバルも少ない。日本の教育制度と、環境が恵まれすぎているため、全体の空気がヌルい。だから、ライバルの人数自体は沢山いても、チャンスが溢れているのである。

日本人にとって、日本の今の時代ほど、チャンスに溢れている国は、世界の歴史上みてもほとんどないだろう。だから、この時代に生まれた私たちは、とても幸運である。ぜひ、このことは基本に置いておくべきだ。

もちろん、日本はもう駄目だというのが昨今の風潮である。たしかに、日本の政治を見ていると、30年以上も経済を回復させられなかった無能な政党が政権を握っている以上、良くなっていかない可能性のほうが高い。

しかし、それでも、世界を比較してみれば、かなりイイほうの国である。

その上で、海外へチャンスを求めても、もちろんかまわないが、まずは、身近なチャンスをしっかりと認識しておく。現状を悲観して逃避で海外に行っても決していい結果にはならないものである。

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