長期的に幸福や繁栄を得る方法

「運」と「陰徳」の関係

世の中の誰にでも、「よいことがあれば、悪いことも起こる」といった状況が起きる。基本的には、運気は上がったり下がったりする。この時に、上がる時にできるだけ大きく上げ、下がるときには「負」の影響をできるだけ減らすようにすれば、長期的に幸福や成功、繁栄を得ることができることになる。こうした運の循環を乗り越えて、長期的な運を手に入れ繁栄するためには、「陰徳」を積むことだ。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

良いことがあれば悪いことも起こる

金運というものは、直接的には存在しない。それは、あくまで他の運によって影響されることで、あたかも「金運」というものがあるように見えているだけである。

さらに、「運」というものは、上がったり下がったりと循環をしていくので、間接的な金運なども、当然のように上がったり下がったりする。

つまり、世の中の誰にでも、

「良いことがあれば、悪いことも起こる」

といった状況が起きるということだ。

しかし、現実を見渡せば、ある人は繁栄しつづけ、ある人は沈んでいく。なぜ、こうした偏りが存在するのだろうか。

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繁栄し続ける人と沈んでいく人の違い

基本的には、運気は上がったり下がったりする。この時に、上がる時にできるだけ大きく上げ、下がるときには「負」の影響をできるだけ減らすようにすれば、長期的に幸福や成功、繁栄を得ることができることになる。

それでは、長く成功しつづける人と、「運」の循環に敗れて沈んでいく人の、一体、何が違うのだろう。

ここに奇跡的な人物がいる。
北野武(ビートたけし)さんだ。

たけしさん、私が小学生だったころ、すでに「オレたちひょうきん族」でお笑いのトップスターでした。「ひょうきん族」スタートから、40年近くいまだに、お笑い界のトップに君臨している。

ちなみに、たけしさん、「映画監督」としては、「世界一有名な日本人」だ。

世界の人々にとって、日本の作家なら村上春樹さんを知っている。日本のアニメなら、宮崎駿さんを知っている。そして、映画監督で知っているのは、黒澤明さんと北野武さんだ。

陰徳を積む行為が運気を上昇させる

ビートたけしさんは、どうして40年近くも2つのジャンルのトップにいつづけることができるのだろうか。その秘密について、考えられることの一つに「陰徳」がある。

「陰徳」とは、簡単に言うと、「こっそり善いことをすること」だ。この陰徳を積んでおけば、運の循環のマイナスを軽減できるのである。

では、ビートたけしさんは、どのように陰徳を積んでいるのか。

ビートたけしさんのことを、若手の芸人が話している中で、

「行った店でたけしさんがいた。
帰りがけに会計しようと思ったら、
『あそのこのあんちゃんたちの分、
おいらが払うよ』って、
すべてたけしさんが支払っていた」

こういう話がある。

お金を人のために使うこと、斎藤一人さんのお弟子さんの本にも、同じような話がでてくる。これは、やはり運をよくするようだ。

もちろん、それだけならば、お金がある人ならばできるだろう。でも、ビートたけしさんは、結構若手の芸を見ていて、陰ながら励ましの言葉をかけたり、応援したりしている。仏教でいうところの「愛語」だ。

後輩を応援する。

これ、できない人も、いるかもしれない。同じ分野の後輩は、「潜在的ライバル」でもある。心が小さければ、逆に「つぶしたれ!」と思うかもしれない。

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トイレ掃除は最も簡単に陰徳を積む行為

また、あと、トイレを掃除すると運がよくなると言われることもある。その例として、やはりビートたけしさんの話があげられることがある。

これも、ビートたけしさんは「トイレなんか掃除しない」と照れ隠しで否定するのだ、聞いた話によると、

「飛行機に乗って、トイレに行ったら、
出てくる時は、水まわりを
必ず綺麗にして出てくる。
だって、後から入ってくる人に
『たけしが汚くした』と
思われたら、いやじゃんか」

とのことだ。

そういえば、小林正観さんも「運をよくするにはトイレ掃除」といっていた。やっぱり成功し続けている人は、「陰徳」をしっかりと積み上げている。

運の循環を乗り越えて長期的な運を手に入れ繁栄するためには、「陰徳」を積むことで「負」の影響を軽減することが可能であり重要なのである。

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