なぜかうまくいく人は「何もしない時間」を大切にしている

何事も成果には
一定の時間が必要になる
しかし、なかなかこの時間を
待てないで失敗する
誰かに先んじようとする心が
あなたを成功から遠ざける
限り有るものを
奪い合うのではなく
求めるものは十二分に
用意されていると知ろう
そうすれば慌てることもなく
時間による熟成を待てる
焦らずに進む人が最後に笑う
人は不思議なもので、
「誰かが先に進んでいる」
と思うと、それだけで焦ってしまう。
となりの芝生が青いのではなく、自分の畑がまだ芽も出ていない気がして、不安になる。
けれど、ことビジネスにおいては、この焦りがいちばん厄介だ。
まだ根が張っていないうちに、枝を伸ばそうとすれば、結局ぐらついて、風にあおられて終わるだけだ。
成功する人ほど、じつは“待つ力”を持っている。
成果が出るまでには時間がかかるという、当たり前をちゃんと信じているからだ。
芽が出ないと土を掘り返すような真似はしない。
ましてや、隣の苗と比べて伸び具合を測るようなこともない。
自分のタイミングで熟していくものを、静かに見守る。
そんな姿勢が、結果的に大きな果実を実らせていく。
競争心が悪いわけではない。
でも、過剰になると、それは不安の裏返しになる。
焦らず成功する方法とは、他人のスピードを気にしないということだ。
それができると、結果が出ないときの過ごし方も、ぐっと穏やかになる。
花が咲く時期は、人それぞれだ。
誰かと比べて焦っても、春は早く来てくれない。
もし迷っているなら、今は立ち止まるべきタイミングかもしれない。
待つという行為には、意志がいる。
ただの停滞ではない。
自分を信じて、時間を味方につける選択だ。
焦りを手放し、今できることを丁寧に重ねていけば、必ず、あなたの果実もふっくらと熟す。
急がなくていい、慌てなくていい。
そのゆとりが、いちばんの成功の近道になる。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。