金運を良くする方法
世の中には、金運というものが有って、何故か不思議に何もしないのに金が出現する。そう思っている人が多くいるが、そんな事はありえない。問題は金運ではなくて、金に対する感情にあるのだ。金が欲しいのに、できれば金持ちになれたらいいのにと思っているのに、金を稼ぐことに対して抵抗を感じていることが問題なのだ。(内田遊雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングや人生のコーチングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
【参考記事】:
2024.05.12
金運など存在しないことを知っておけ
金運は、他の運と連動している。全ては、間接的に巡り巡ってくるのであり、その結果として金運が良いとか悪いとか言われるに過ぎない。無駄なお金を使わずに収入以下で生活をし、必ず貯蓄をして、借金をなるべくせずにそのお金を投資に回していくと資産が増える。…
この記事では、「金運なんて存在しない」
こういう話をした。
そして、今回の記事のテーマは、ズバリ「金運をよくする方法」だ。(笑)
完全に矛盾している。
問題は金に対する感情にある
世の中には、金運というものが有って、何故か不思議に何もしないのに金が出現する。そう思っている人が多くいるが、そんな事はありえない。
問題は金運ではなくて、金に対する感情にあるのだ。
多くの人が、金が欲しいのに、できれば金持ちになれたらいいのにと思っているのに、金を稼ぐことに対して抵抗を感じている。
稼ぐことどころか金を持つことに対しても、抵抗を感じてしまう人もいる。こうした人は、せっかく金を得ても、不思議なほど、それが出ていくことになる。感情的に金に嫌悪感を持っているので、金が離れていくように自分を仕向けてしまうのである。
これには、個人のメンタルブロックが大きく関与している。そうした心のプログラムが潜在意識に書き込まれてしまっていて、自分では意識していないのに無意識に金を引き離す行動を取ってしまうのだ。これでは、そもそも金が貯まることもありえない。
この潜在意識のプログラムは、親の言葉や過去の経験から書き込まれた、金に対する嫌悪感や恐怖感、罪悪感がそうさせているのである。
しかも、こうしたプログラムは記憶と共に存在するので、簡単には消すことができない。
ポジティブイメージを続ける
消すことができないのなら、どうしたらいいのだろうか。
仮に、黒い水の入ったペットボトルを中身を捨てずに透明にするには、透明な水を継ぎ足していって、徐々に透明に近づけるしかない。完全に透明になることは無いのだが、限りなく透明に近づけることができる。
これは、全ての潜在意識内にあるネガティブな思い込みも同じである。金に対するネガティブな記憶が存在するのなら、ポジティブなイメージを注ぎ続けるしかないのだ。
私が、毎日、意識的にやっているのは、
「金は素晴らしい
金は役に立つ。
金が大好き!」
こうした言葉を呪文のように口にし続けることだ。
これを繰り返すことで、徐々に金に対するネガティブイメージを薄めていくことができる。耳から入った言葉は、かならず、記憶に書き込まれていくからだ。
悪人しか金持ちになれない
さらに、私たち日本人には、商人に対して、悪いイメージがある。
その始まりは、歴史の授業にある。江戸時代の士農工商を習った時に、一番身分が低い商人が金を持って世の中を牛耳っている。そんなことを感じてしまうのだ。
さらに、それに追い打ちをかけるのが時代劇である。
TVドラマの水戸黄門などでも、だいたい悪代官と結託して町民を苦しめるのが商人だ。
「越後屋!おぬしも悪よのう!」
このセリフ、必ず聞いたことがあるだろう。
そもそも、越後屋は三越百貨店創業時の屋号だ。確かに、越後屋は、江戸時代の豪商だが、「現金掛け値なし」「店前売り」といった斬新な販売手法を作り出して繁盛させた大商人である。
しかし、何故かドラマではこうした工夫は紹介されずに、袖の下を使って私利私欲に走る商人がみんな「越後屋」になっているのだ。
しかし不思議なことに、水戸黄門は、旅をしている時に「越後のちりめん問屋」のご隠居を名乗っている。ちりめんとは、絹織物の一種であるから、それを呉服屋に卸していたはずだ。水戸の黄門様は、越後屋の商売の片棒を確実に担いでいるという設定である。そもそもフィクションなのだが、不思議な事になっている。
とにかく、こうした時代劇などの設定によって、
「悪い事をしなければ金持ちになれない!」
「金持ちは、全員悪い事をしている!」
このような間違った刷り込みが、日本人全体にされてしまっているのだ。
あなたも一度、自分の心の底を覗いてみて欲しい。子供時代に親や学校の先生から、どのようなことを言われてきたのか。
あまり知りたくないことかもしれないが、あなたの人生に大きな影響を与えている、潜在意識に書き込まれてしまったプログラムがそこに見つかるはずだ。
それが見つかったら、後は簡単だ。
自分の望む方向へと、上書きしていくだけで、徐々に金に他する接し方が変わってくる。それだけで、外側から見れば、「金運が良くなった」と思われるようになっていくのだ。