目標を達成する為に必要なスキルをまず身につける
目標達成に必要なスキルや知識は学習することが必要になる。あなたの手にする成功のレベルは、最も不得手な必須スキルによって、成果や収益の大小が決まる。目標を設定し、プランを立て、毎日努力を続ければ、5~7年後にはその分野のトップ10%には食い込んでいける。そして、それだけの報酬を間違いなく得ているはずだ。だから、少しでも早く取り組んだほうがいい。(内田游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
目標を達成するためには、それぞれに必要なスキルがある。
こうしたスキルは、持って生まれた才能ではなくて、何であれ学んで身につけることができるものだ。
だから目標達成に必要なスキルや知識は当然学習することが必要になる。
そのためには、まず、求められるスキルをリストアップすることからだ。通常は、5~7つあれば十分なはずである。まずそれを書き出してみよう。
これをやることで、見えてくることがある。
ボトルネックを解消する
それは、あなたの手にする成功のレベルは、最も不得手な必須スキルによって、成果や収益の大小が決まるということだ。
つまり、ボトルネックである。
ボトルネックとは、瓶のサイズが大きくても、中身の流出量や速度は、狭まった首の部分が決めているということだ。
これまでの自分を振り返ってみると、それがより明確に見えてくる。
たいてい、自分の一番苦手なスキルのレベルでしか、成果が出せないという現実である。
例えば、グループで散歩に出かけた時、全体の歩くスピードを決めるのは、歩くのが一番遅い人になる。
これは、何事でも同じで一番低いスキルのレベルに、全体がなってしまうということだ。
反対に考えれば、そこを集中して改善することで、より速く劇的に大きな効果が上がるということを意味している。
しかし、このような自分の弱点は、あまり好きではなかったり楽しくない場合が多いため、たいていが目を背けようとする。
「長所を伸ばそう・・・」
こうした耳障りのいい言葉に惑わされてしまうだろうが、現実の世界はボトルネックを解消するしか方法がないのである。
楽しめない、好きになれない、こう感じるのは、その分野をあなたがまだ征服していないからだ。
プランを立てて必要なスキルを磨けば、必ずそれを好きになり能力を発揮できるようになっていく。
見方を変えれば、たった一つのことだけで、あなたの生産性も業績も収入も大幅に増加するということなのである。
だから、まずその苦手なことに集中して取り組んでいくことが必要なのだ。
トップ10%を目指す
ある分野でトップの10%に入れば、大抵は大きな成功を手にできる。
しかし、多くの人が、成果を出せない理由は、それに対してどれだけの時間がかかるかを知らないからだ。
もちろん、目指すレベルによってかかる時間が違う。
たいてい、ある分野のトップ10%を取るには、およそ5~7年の努力が必要である。
つまり、成果や報酬が大きく出るまで5~7年の努力が必要だということだ。
「そんなに時間がかかるなんて・・・」
こういう人もいるだろう。
確かにそうだろう。
しかし、どちらにしろ時間は流れていくのだ。
目標を設定し、プランを立て、毎日努力を続ければ、5~7年後にはその分野のトップ10%には食い込んでいける。
そして、それだけの報酬を間違いなく得ているはずだ。
私自身の、最大の後悔はスタートするのが遅すぎたことである。
もっと早くこのことに気づいていたら、もっと進んでいけたのにといつも感じるのだ。
私と、同じ後悔をしないためにも今すぐ腰を上げて、トップ10%に加わるために全エネルギーを注いで欲しい
複利の力を信じる
計画の中でも最も需要なのは、日々の目標設定である。
まず毎日、自分のスキルを0.1%ずつ上げていくことだ。
そうすると、一週間で(土日を休んでも)0.5%上がる。
1ヶ月ではおよそ2%進歩するだろう。
1年では、およそ最初の26%進歩していく。
「あれっ?」と思ったかもしれないが、これは複利計算である。
だから、2年7ヶ月で2倍になる。10年後には、10倍を軽く超えていくだろう。
毎日の努力とは、そういうことなのだ。
だから、少しでも早く取り組んだほうがいい。
過ぎていった一日は、決して取り戻せないうえに、誰にでも終わりが必ずあるからだ。
全ての人の人生は、生まれると同時に、死に向かって歩み続けている。
これは、世界中の誰一人として例外のない事実である。
何もしないでいる間にも、時間だけは、刻々と過ぎていく。
そして、あなたの人生も、終わりに向かって刻々と進んでいるのだ。