
ネガティブな自己イメージを修復して自分を褒めよう
多くの人が、というより、ほとんど全ての人が、自分に対してネガティブなイメージを持ってしまっています。
これは、子供の頃からの教育や育った環境によるものです。
社会生活を送る上で、周囲から言われた言葉、両親から受けた偏った教育、こうしたものによって、自己イメージが傷つき、ネガティブな感情が記憶に刻まれてしまっているのです。
作り上げられたネガティブな自己イメージ
試しに自分の記憶を辿ってみると、そのほとんどが嫌だったこと、恥ずかしかったこと、辛かったことなど、ネガティブなものだったりします。
これは、誰であっても、自分にとって不快なものほど大きく反応する本能的なもので、危険から身を守るための生存本能からくるものです。
これは、本能的なものですから、誰一人として、逃れることができません。
だから、人間は、意識的に修正しないと、こういったネガティブなものに心の焦点を当てたまま貧弱な自己イメージと低い自尊心に囚われてしまうのです。
そして、この低い自己イメージが行動を躊躇させ、判断を間違わすことになるのです。
成功はスタートダッシュがポイント
成功する人とと、そうでない人の違いは、スタートダッシュの違いだけです。
つまり、どれだけ勢いよく、第一歩を踏み出していけるかどうかで、成功するかしないかが決まると言っても過言ではありません。
そして、自己イメージが低いと、このスタートダッシュができません。

自己イメージが低いと失敗したらどうしようとつい考え、それが踏み出す一歩を止めてしまいます。
何かをしようと思った時に、ネガティブな感情に襲われブレーキを踏んでしまい、結局最初の一歩をなかなか踏み出せずにチャンスを失ってしまうのです。
これを修正するためには、自分で自分を褒めて 努めて自己イメージを肯定的なものにすることです。
自己イメージを改善する方法
こうした低い自己イメージを改善する簡単な方法があります。
それは、毎朝、鏡の前に立って、
「私は素晴らしい人間だ」
と大声で言ってみるのです。
家族がいる場合には、小声でもかまいません。
簡単なことですが、たいていの人が落ち着かない気分になったり、急に恐ろしくなったりするものです。
しかし、それは、極めて普通のことなのです。

誰もが、傷ついた自己イメージに反対の言葉を口に出すことで、心地の悪い気分になります。
しかし、これを何度も繰り返しているうちに、自分自身や人生一般に対しての感じ方が、徐々に変わっていくのに気が付くはずです。
具体的には、毎日300回くらい唱えたり書いたりすることで、自己イメージを変えていくことが可能になります。
「そんなに?」と、思うかもしれませんが、潜在意識に刻まれてしまった傷ついた自己イメージの修復は、それほど大変なものなのです。
褒められても謙遜しない
そして、もう一つ。
誰かに褒められたら、素直に、
「ありがとう」
そう言うようにします。
決して、相手の言葉をさえぎって
「大したことじゃないよ」
とか
「そんなことないよ」
などと、言ってはいけません。
日本人にとっては謙遜は美徳ですが、自己イメージにとっては悪徳です。
他人からの賞賛の言葉は、最も早く自己イメージを修復してくれます。
あなたには、褒められる資格があるし、愛され幸せになる資格があるのです。
自信をもって、
「ありがとう」
と受け入れてください。
これを繰り返していくことで、あなたの自己イメージは徐々に修復され、人生が変わっていきます。