変化と手放し

変化を恐れる心をゆるめ、古い自分を手放すと、新しい運が流れ込んでくる。卒業・別れ・転機はすべて、運が次のステージを用意している合図。しなやかに生きるための「手放す力」を思い出させる言葉。

変化が怖いと感じる人に伝えたい心が軽くなる考え方

変化を嫌がることから悩みは始まる

人は変化を怖れる
これは誰もが同じだ

この恐怖は人間が持っている
本能的な部分である

変化するということは
たとえ良い方向に向かうとしても
誰もが恐怖を感じてしまうのだ

今の状態が心地よいほど
その恐怖は大きく変化を怖れる

しかし、変化しないものなど
この世の中には存在しない

そこを今のままでいたいと
思い込むから悩むのだ

変化するからこそ
人生は楽しいし
そこに希望がある




変化を怖れる心が悩みを生み出す

人はみな、変化が苦手である。
それはもう本能的なもので、知らない道に足を踏み出すときにドキドキするのは当然の反応だ。
だけど、その
「怖いからやめておこう」
が積もり積もって、いつの間にか心の中に悩みがたまっていく。

たとえば、
「このままでいいのかな」
と思いながらも、仕事も暮らしも何年も変わらない。
本音では変えたいのに、
「もし失敗したら」
「まわりに何か言われたら」
とブレーキばかり踏んでいる。
それでは、進むどころか、エンジンばかりが空回りして疲れてしまう。

そもそも、変わらない人生などありえない。
自分が望むかどうかに関係なく、時間は過ぎていくし、季節は変わるし、身体も気分もどんどん移ろう。
なのに
「今のままでいたい」
としがみつくから、ズレが生じてしまう。

変化そのものが怖いのではなく、
「変化を拒むこと」
で心に葛藤が生まれてしまうのだ。
まるで流れる川に逆らって泳いでいるようなものだ。
最初は踏んばれても、いずれ力尽きる。

だったら、いっそ川の流れに身を任せてみればいい。
怖くても一歩出てみる。
違う景色が見える。
新しい風が吹く。
最初の数歩こそ緊張するけれど、不思議とそこからは心がラクになっていく。

変化を受け入れるというのは、大げさなことではない。
髪型を変える、いつもと違う道を歩く、新しい本を読んでみる・・・。
その程度で十分。
「変われた自分」
に気づいたとき、怖れはすっと遠ざかっている。

悩みの原因は、変化ではなく
「変化を嫌がる心」
にある。
そのことに気づけたとき、人生はちょっとだけ軽やかな足取りで動きはじめる。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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