今やるべきことに全力を尽くすと次のチャンスが自然に訪れる

何かに取り組んでも
ちょっと成果が出ないと
別のことに手を出す人が多い
しかし、これでは
決してうまくいかない
まずは全力を出し切ることだ
全力を出し切るとは
今、やれることを
全てやり尽くすことだ
やり尽くして次へのヒントが
得られないことは決して無い
そこに成功の秘訣がある
うまくいかない人は
本当に出来ることを
やり尽くしたか?
もう出来ることはないか?
よく考えてみることだ
必ずまだ出来ることが
残っているはずだ
全力を出しきった先に扉がひらく
「もう出がらしです」
と言いたくなるくらい、全力を尽くす経験は誰にでもある。
けれど、そこまでやりきったあとに、ふと感じることがある。
「あれ、まだ出る?」
と。
不思議なことに、本気でやりきったあとにこそ、新しい何かが与えられる。
それはスピリチュアルな話ではない。
もっと現実的で実感的な出来事として、何かしらの“供給”があるのだ。
たとえば、
「もう書けない」
と思うくらい書いた原稿の最後の一行で、ようやく言いたかったことが現れる。
あるいは、全身筋肉痛になりながら挑んだダンスの練習の翌朝に、身体が軽くなっている。
やりきった人にしか味わえない“ご褒美”のような現象が、たしかにある。
これが、目の前のことに集中することの力だ。
今やるべきことから目を逸らさず、丁寧に、時に必死に取り組む。
そうすると、未来への道筋が、自然と浮かび上がってくる。
一方で、途中で手を抜いたり、
「これでいいか」
と妥協したりすると、不思議とその先の展開も止まってしまう。
出し惜しみしていると、出し惜しみされるのだ。
運も、人も、次のチャンスも。
だから、迷ったときは
「もうできることはないか?」
と自分に問いかけてみるといい。
意外と、まだ靴下の片方くらいは残っている。
やりきる力とは、筋力よりも、気持ちの持ちように近い。
根性論ではなく、
「ここまでやったなら後悔はない」
と思えるような心の置き方だ。
不思議なことに、全力で今を生きる人のところには、次のステージが必ずやってくる。
まるで、舞台袖で新しい台本が差し出されるように。
だからこそ、今日の一歩を手抜きせず、今やるべきことに向き合っていこう。
その先には、思いがけない贈りものが待っている。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。