運が良くなるトイレ掃除のススメ
陰徳を積むことが運がよくする方法の一つである。「陰徳」を積むというとは、「人のやりたがらないことを、報酬を受け取らずに、誰にも知られずに行うこと」だ。修行とは、行を修めると書く。つまり、ただひたすら行うことだけが目的である。そして、仏教での修行は、掃除から始まる。ただ無心になって、トイレなどを掃除をすることが、「陰徳」を積むことにつながっている。(内田游雲)
profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングや人生のコーチングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
トイレ掃除は最高の開運法
陰徳を積むことが運がよくする方法の一つである。
それでは、この「陰徳」とは具体的にどのようなことだろうか。
一番わかり易いことが「トイレ掃除」だ。
トイレだけにウンが付く・・・
なんちって。
冗談ではなく、このトイレ掃除は、体感的にもっとも効果がある気がする。
第一に自分が使っていて気持ちいい。
この気持ちよさがとても大事だ。
自分の家のトイレだけではなく、外出先で使ったトイレを綺麗にして出てくることも、とてもいい感じだ。以前紹介したビートたけしさんの例もそうだが、とにかく、「運」をよくする、「金運」を上げる関係の本に、必ず「トイレ掃除」がでてくる。
おそらくそれだけ効果があるのだろう。
【参考記事】:
2024.05.30
「運」と「陰徳」の関係
誰にでも、「よいことがあれば、悪いことも起こる」といった状況が起きる。基本的には、運気は上がったり下がったりする。この時に、上がる時にできるだけ大きく上げ、下がるときには「負」の影響をできるだけ減らせば、長期的に幸福や成功を得ることができる。…
トイレ掃除は効果があるか
さて、ここで考えるべきは、本当に「トイレ掃除」に運を良くする効果があるかという点である。
もし「トイレ掃除」そのものに、運を上げる効果があるのだとすれば、ビルや公共施設のトイレ掃除をやっている業者のパートさんたちは、全員運が良くなっているはずである。
しかし、そのような話を聞いたことはない。
「トイレ掃除」にも、運が良くなる人と変わらない人がいるようである。
では、どこに違いがあるのだろうか。
ポイントは、誰かのために無償でやっているかどうかだ。つまり、金をもらってやる場合には、「陰徳」にはなりにくいのだ。
報酬をもらった時点で、「トイレ掃除」という行動の結果は完結してしまい、それ以上のものは手に入らなくなるのである。つまり、仕事で報酬を受けることは、どれだけ人の嫌がることであっても「陰徳」にはならないということだ。
ここでいうところの報酬とは、金に限ったものではない。褒められたりお礼を言われたりすることも報酬になる。褒められることで、自分が喜ぶという報酬を受け取ってしまうので陰徳が相殺されてしまうのだ。
こう考えてくると、「陰徳」を積む行為とは、
「人のやりたがらないことを
報酬を受け取らずに、
誰にも知られずに行うこと」
こういうことになる。
これを続けていけば、自ずと「陰徳」が積み上がっていき、運が良くなっていく。
無心でトイレ掃除をする
こう考えると、仏教の修行はとても理になかったものだ。
修行とは、行を修めると書く。つまり、ただひたすら行うことだけが目的である。そして、仏教での修行は、掃除から始まる。ただ無心になって、掃除をすることが、「陰徳」を積むことにつながっているのだ。
試しに、ぜひ、今日から実行してみればいい。
特段に費用がかかることもない。
誰も見ていないところで、誰にも気づかれないよう、掃除をしていくだけでいい。特に、トイレ掃除は、誰もがやりたがらないので、すごくおすすめの修行である。
自分の家だけではなく、出先でトイレを使ったら、出てくる時にできる限り綺麗にして出てくるようにする。時間にして、5分から10分ほどだ。
これを積み重ねていると、ある日、自分の運が好転していることに不思議と気づくようになる。