それでも地球は回っている

常識や社会通念を疑え

私たちが事実だと信じている事の多くが、じつは真実ではない。注意すべきことは、常識や社会通念に囚われていると、多くの人が信じていることが自分にとってあたかも真実になってしまうことである。私たちが物事を判断する材料として常識や社会通念を使うことがほとんどだ。しかし、この常識や社会通念がそもそも事実と違うことが多いのだ。むしろ、事実と違うことのほうが多いといっていいだろう。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機-運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

事実だと信じている多くが真実ではない

誰かが(その誰かが、たとえ大勢であっても)何かをできないと考えているからといって、それが本当だとは限らない。私たちが事実だと信じている事の多くが、じつは真実ではない。自分の思い込みと事実を混同しないようにしなくてはいけない。

過去には、地球は平らだと考えられていた時代があった。コロンブスという青年が現れるまで、それは広く信じられていたのだ。

さらに昔は、太陽が地球を回っていると誰もが信じていた。

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ガリレオは、

「それでも地球は回っている」

と言い続けた。

パスツール以前は、細菌やバクテリアなど存在しないと考えられていた。ただ、それが人間の目に見えないからという理由だけでだ。

私たちのこの世界では、真実が正確に認識されていないことのほうが多いのだ。

社会通念や常識が真実を覆い隠す

特に、注意すべきことは、常識や社会通念に囚われていると、多くの人が信じていることが自分にとってあたかも真実になってしまうことである。

かつて、ライト兄弟は、狂人だと思われていた。人が飛べるわけがないと信じられていたからだ。今では、飛行機が飛ぶことはだれも疑う人はいない。

社会通念や常識が真実を覆い隠す

こうしたことは、枚挙にいとまがない。世の中には、常識や社会通念に真実が覆い隠されていることがかなり多くあるのだ。

そして、私たちは、その常識や社会通念を信じ込んで、真実を見ることができなくなっている。常識的にできないと信じていては、馬車の代わりに自動車が登場することもあり得なかったのだ。

常識や社会通念が判断を誤らせる

「そんなことが、自分の人生や成功とどう関係するのか」

そう思うかもしれないが、大きな関係がある。これは、自分がどこまで努力するか、どんなことを達成できるかは、自分が何を信じているかが直接関係している。

ナポレオン・ヒルの言葉に

「自信と確信があれば達成できる」

というものがある。

自信や確信があれば、努力を続けられ結果につながっていく。しかし、この確信が、真実でなかったら努力を続けることができなくなる。

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私たちが物事を判断する材料として常識や社会通念を使うことがほとんどだ。しかし、この常識や社会通念がそもそも事実と違うことが多いのだ。むしろ、事実と違うことのほうが多いといっていいだろう。

だから、多くの人が物事の判断を誤るし、上手くいかないことが出てくるのだ。その結果、途中でできないと思い込み努力を止めてしう。だからこそ、思い込みと事実を混同しないように注意するべきなのである。

最初に、判断の基準となっている常識や社会通念といった思い込みを見直すことだ。それが、あなたの足枷になっている場合が多々あるのである。

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