100という数字には大きな秘密がある

成果につながる魔法の数字100

世の中の物事は、1~2回やっただけでは、うまくいくことは稀である。何度も、チャレンジし、試行錯誤した先に初めてうまくいくものだ。この時、どれくらいチャレンジすべきかという基準が100という数字なのだ。100は、何らかの成果が出る数字である。ほとんどの商売においては、100という数字が一つの分水嶺のような役割を果たしている。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

人生を左右する数字について知っているだろうか。数字と言っても、普通の数字ではない。努力のための数字。

「100の魔法」という話だ。

100という数字には、実は大きな秘密がある。結論から言ってしまうと、100という数字は、じつは魔法の数字なのだ。

魔法というと、なにかとても怪しげな内容にみえるが、これはオカルトの世界の話ではなく真面目な数字の話だ。これを理解するかどうかで、人生で成功できるかどうかが決まるといっていい。それくらい、重要な数字である。

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100という数字の魔法

世の中の物事は、1~2回やっただけでは、うまくいくことは稀である。何度も、チャレンジし、試行錯誤した先に初めてうまくいくものだ。

では、「何度も」というのは、いったい、どれくらやればいいのだろうか。この明確な基準が判らないから、多くの人が悩んで、迷い、苦しんでしまうのである。逆に、頑張る目安があれば、もっと成功できる人も増えてくるはずである。

この、どれくらいチャレンジすべきかという基準が100という数字なのだ。こうした一つの目安がないと、人間は、どこまでやれば結果が出るか不安になり、疑心暗鬼に囚われてしまう。

だからこそ、まず100までやってみることだ。どこまでやれば結果が見えるかが分かれば、だれでも結果につながる取り組みができるようになるのである。

生活の中にある100という数字

この100という数字は、私たちの生活の中に時々現れてくる。

諺に、「読書百遍義自ら見る」( どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる )というものがある。これは、どんな書物でも何度も繰り返して読めば、意味が自然とわかってくるという意味なのだが、この中で100という数字が使われている。

これは、ただ沢山という意味だけではない。100という数字に大きな意味があるのだ。

また、お百度参りという言葉がある。お百度参り(ひゃくどまいり)は、日本の民間信仰で、神仏に祈願するために同一の社寺に百度参拝することだ。元は、近くの氏神神社や有名な社寺に、百日間毎日参拝するというもので、これを百日詣といったのだが、百日もかけていられない急を要する祈願があって、一日に百度参るという形で百日詣の代わりとするようになったものである。

さて、この二つの100の意味するところは判るだろうか。どちらも、100という数をこなすことで、ある結果が出てくることを意味しているのだ。この数字が77とか88とかでなくて100ということに留意しておくことだ。

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成果の門が開く数字100

物事に置き換えて考えてみると、100は、何らかの成果が出る数字である。つまり、何かにトライするときに100を過ぎたあたりから結果が出始めるのである。

たとえば、ブログを書くことを考えてみれば、10記事や20記事書いてもなかなかアクセスは集まらない。目に見えて、訪問者数が増えてくるのが100記事を超えたあたりからなのだ。

また、ブログへの訪問者が一日20や30では、やはり、なかなか成果は上がらない。これも、100を超えるあたりから、実際の売上といった成果が上がってくる。

あるいは、メルマガで何かを売ろうと考えたとするなら、やはり、10人や20人にメールを送ったところで、成果にはつながらない。100通あたりから売上が上がってくる。

ではなぜ、こんなことが起きるのだろうか。100という数字にそんな魔力があるのだろうか。

商売と数字の100の関係

それは、商売の場合で当てはめると、まずは、成約率に大きな関係がある。

例えばオンラインでセールスを行う場合、セールスページにきたお客さんが、商品を買ってくれる割合を成約率というのだが、これが多くの人が想像しているより低い。成約率が高いといわれている商品であっても、平均すると1~2%、通常では平均0.3~0.7%となる。

そうすると、成約率の高い商品であっても100人のお客さんが来て初めて1個確実に売れるということだ。70や80では、運が良ければ、売れるかもしれないという状況になる。

これらを平均してみるとほぼ1%くらいに落ち着く。つまり、100分の1なわけである。オンラインでのビジネスの基本は、とにかくお客をセールスページに100人誘導する、そうすると1個商品が売れるかもしれない。

こう考えると分かりやすいだろう。

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100を越せば何らかの結果がでる

では、これを実際に商売に活かすには、どうしたらいいかというと、もし今、1人しかお客がいなければ、100回セールスしてみる(実際には、こんなことすると、お客さん逃げちゃうが・・・)

見込客が100人いて、そこにセールスすることで、10人がセールスページに移動してくれるなら10回セールスしてみる。こうすることで、10×10=100という数字を作ることができるようになる。

実際には、メールでセールスしてもセールスページへの誘導率は数%です。そうすると、100人確実に誘導するには、100回メールでセールスすれば実現できることになる。現実のビジネスで考えるならば、メールのセールスを広告と置き換えてみればいい。つまり100回広告を打ってみるということだ。

オンラインビジネスに限らず、ほとんどの商売においては、このように100という数字が一つの分水嶺のような役割を果たしている。

つまり、100を越せば何らかの結果が出てくる。越さなければ結果が出ないというようにである。

失敗の理由は100に届かないから

よくある例なのだが、ちょっと広告を出してみて売れない。だから、この広告は使えないという方がいる。これは、大きな間違いなのである。結果の出ない理由は簡単です。この100を越すことができていないからだ。

ほとんどの方が、やる気を持って起業する。全員とても真面目な人々だ。そして、とても真剣に取り組む。しかし、こうした真面目な人でも30あたりで簡単に諦めてしまうものだ。

しかし、なかには、とても根気強いひとが時々いる。こういう人は、もうちょっとがんばる。そして70位で、この方法ではだめだと思い卒業していく。

しかし、極々まれに、100を越える人が出てくる。100人のうち1人か2人、そんな人間がいる。ある意味、馬鹿な人だ。こういう人は、あまり考えることをせずに馬鹿になって、100過ぎるまでやり続けてしまう。そうすると、不思議と成果が出始めるものなのだ。

これが、商売における100数字である。

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愚直に100をこなすことがコツ

何かの成果を出すことは、井戸堀と同じである。あと1m掘れば水が出るのに、99mで止めてしまっては意味がない。途中で止めてしまっては、何もしないことと99m掘ったことも同じなのだ。

あちこちで30mや40mの井戸をたくさん掘っても水は出てこない。水が出ない以上、何もしないのと結果は変わらないのだ。

多くの人が、これをやっている。この方法がいいと聞けば、それを少しやってみる。30m掘ってみて水が出ない・・・。

これは、きっと水が出ない場所なのだろうと勝手に思って他を探す。また、別の方法を聞いてきて30m掘ってみる。この繰り返しだ。水脈があるかどうかは100m掘ってみなければ判らない。もし、100m掘ってみて水が出なければ他を掘ればいいのだが、30mや40m掘ったところで、それは見えてこない。

この、水が出るかどうかを判断するのも100という数字なのである。しかし、ほとんどの人がそれができない。それは、このやり方を続ければ、結果が出るということに確信が持てないからだ。だからこそ、まず100までやってみることだ。

どこまでやれば結果が見えるかが分かれば、だれでも結果につながる取り組みができるようになるものだ。

【参考記事】:

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