「鍛」は1,000回、「練」は10,000回

成功に必要な「鍛錬」の法則と1000の数字

「鍛錬」という言葉を知っているだろうか。もちろん単語としては、知っているだろうが、その意味を知っているだろうか。鍛練という言葉は、鍛冶屋からきた言葉で、鍛練の鍛は1,000回鍛えることだ。こうすることで、刃が鍛えられ強くなる。また鍛練の練は10,000回鍛えることだ。つまり100を100回ということだ。「鍛」とは、千日(3年)の修業。「錬」とは、万日の(30年)の修業。そういうことなのである。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

あなたは、『千夜一夜物語』をしっているだえろうか。アラビアンナイトのほうが、判る人が多いかもしれない。

この物語は、シャフリアール王が、国の若い女性と一夜を過ごしては、殺していたのを止めさせるため、大臣の娘シェヘラザードが王の元に嫁ぎ、毎夜、王に興味深い物語を語る。王はその話が面白く、続きの話を聞きたいがために、二百数十夜にわたってシェヘラザードを生かし続け、ついに殺すのを止めるという物語だ。

大人になってこの話を聞くと、なんか、微妙な気分になるが、子供の頃は、結構好きで読んでいたものだ。

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メルマガ配信が1000回超え

さて、なぜこの話が出てくるかというと、先日、過去に発行したメルマガを整理して、その数を数えたところ1,367回配信していた。つまり、いつの間にか1000を超えていたことに気づいたのだ。

実際には、初期のころのメルマガが、保存されていないので、あと200以上は、おそらくあると思う。つまり、アラビアンナイトを超えたということだ。

さて、今回のテーマは、数を自慢することではない。人生において、重要な事はこの1000を超える数にある。

以前書いた記事「成果につながる魔法の数字100」で100という数字の意味について説明した。簡単に、振り返れば100は最初に成果が出始める数字である。

【参考記事】:

しかし、これは、単に成果が出るというだけで、これだけやれば十分というものではない。

言い換えれば、100というのは、門が開く数字なのだ。だから、門をくぐってその先に進まなければ、そこでおしまいになる。100というのは、ただ門が開いて入り口をくぐったという段階なのだ。

では、どれ位が必要な数字なのかというと、それは、まず1,000なのである。

1,000という数字は、この100が10回繰り返されたことだ。100が成果の出る数字なら、1000はプロになる数字といえるのだ。

鍛は1,000回錬は10,000回

「鍛錬」という言葉をしっているだろうか。もちろん単語としては、知っているだろうが、その意味を知っているだろうか。

鍛練という言葉は、鍛冶屋からきた言葉で、鍛練の鍛は1,000回鍛えることだ。こうすることで、刃が鍛えられ強くなる。また鍛練の練は10,000回鍛えることだ。つまり100を100回ということだ。

また、仏教の修行に千日行というのがある。山中を千日間歩いて修行することで、100を10回繰り返し人は、最初の悟りに辿り着くことができるとされている。

同様に、ブログであるジャンルの記事を1,000記事書いたとしたら、その人は、そのジャンルの専門家として確実に認識されるだろう。そこで、商品を売っても、アフィリエイトをしても失敗のしようがないのだ。

「鍛」とは、千日(3年)の修業
「錬」とは、万日の(30年)の修業

そういうことなのである。

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人生の時間軸を見抜く

仕事をするとは、高い志に向かって己を鍛える厳しい修行だ。そして、この時間軸が見抜ければ、どうすれば一流になれるかが解ってくる。一流と、そうでない人間の差は、才能でもなんでもない。ただ、継続できるかどうかである。

継続さえできれば、3年後には、あなたはその分野の専門家になっていることを約束する。さらに一流になる為には、1,000の修業をすることだ。そして、No.1になる為には、10,000の修業をすることだ。

たとえ、今は未熟でもいい。
努力を継続すればスキルも上がるだろう。
スキルが上がると、さらに未熟さを知る事になる。
その結果、もっと努力をすることになるのだ。

時間は、必ずあなたの味方となる。毎日小さいことを積み重ねながら、高い志に向かって己を鍛えること。それも、1,000という数を繰り返す。これが、この世界で唯一の成功する方法なのである。

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すべては最初の志で決まる

誰もが一流の人物を目指す。
誰もが一流の仕事を願うものだ。
そして、一流になれるかどうかは、やはり志で決まることになる。

あなたが、この1,000という数字を聞いて

「よし、やってみよう」

そう感じたならば、あなたは、間違いなく成功することができるだろう。

逆に

「そんなのできっこない」

そう思ったなら、あなたの人生は、上手くいかない。

全ては、最初の志なのだ。

安易な目標を選べば、楽に生きていけるが、しかし楽な目標は、後で大きなツケが回ってくることになるものである。

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誰もが楽な世界を選択してしまう

ところが、大半の人間はここが見えていない。誰もが楽な世界を選択してしまうのだ。

「どこかにいいノウハウは転がっていないかな?」
「簡単に稼げる方法がどこかにないかな?」

そう右往左往している人ばかりなのだ。

それに対して、自分は、苦しい「鍛錬」の修業をする。

「鍛」とは、千日(3年)の修業
「錬」とは、万日の(30年)の修業

この心構えがあるかどうかで、3年で大きな差が出てくる。5年で決定的な差になるだろう。10年で一流の世界に入ることができるのだ。

この時間軸が見抜けば、どうすれば一流になれるかがわかる。一流と、そうでない人間の差は、才能でも何でもない。ただ、絶え間なく努力を継続できるかどうかだけなのである。

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