チャレンジしなければ失敗も成功もない

世の中の大抵のことは、2~3割だと割り切るほうがいいものである。大事なことは、「全部の仕事が全部なる」などと考えてはいけないということだ。この世の中の物事に、一度で上手くいくことなどまずありえない。だから、失敗するのがあたりまえなのだ。しかし、多くの人が、この失敗を恐れて、チャレンジすらしなくなってしまう。成功とは、チャレンジと失敗の先にあるものである。失敗しなければ、成功には絶対にたどり着けないのだ。(内田游雲)

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内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

日本プロ野球で最高の選手

世の中の大抵のことは、2~3割だと割り切るほうがいいものである。
今回は、少し古い話なのだが、プロ野球の話を取り上げようと思う。

日本プロ野球で最高の野球の選手といったら、誰を思い浮かべるだろうか?

私の世代は、世界のホームラン王と呼ばれた王貞治選手かと思う。
今だったらイチローや大谷選手になるかもしれない。

ちなみに、この王選手が当時の世界記録を塗り替えたのが、1977年の9月3日、756号本塁打だ。ちなみに9月3日は私の誕生日で、王選手からホームランをプレゼントされた。(勝手な思い込みである。)

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さて、その王選手の生涯通算打率は3割1厘だ。

ちょっと、話の展開のために記録を1979年だけ取り上げてみると、この年の王選手の年間通算打率は2割8分5厘、ちなみに、このときの巨人の平均チーム打率は2割5分9厘である。

おおざっぱに言ってしまうと、王選手は100回打席に立つと約28本のヒットを打ち、平均の人(といってもプロの選手だが…)は、25本のヒットを打つということである。世界の王とそうではない選手の差は、じつは3本しかないのだ。

もちろん、プロの世界では、この3本の差がとても大きいのだが、ここで、注目したいのは、普通であっても(くどいようだが、もちろんプロの選手である)25本のヒットは打てるということだ。

つまり1/4の確率である。反対側から見ると、3/4は凡退することになる。

成功率2~3割の意味

私たちの生活においても同じである。

もし、仕事の物理限界が野球と同じと仮定するならば、4つやった仕事のうち3つは失敗することになる。しかし、ここでがっかりする必要はまったくない。

バッターボックスに立っている限り、5割以上もないし0もないということだ。

しかし実際には、ほとんどの人が三振してしまうと、そこであきらめてしまう。
そうではないのだ。

そりゃあ、三振や凡フライがあるのが当然である。
大事なことは、「全部の仕事が全部なる」などと考えてはいけないということだ。

そして、やり続ける限り絶対にゼロはない。
ここが最も重要なことだ。

失敗しなければ成功はない

何をするにおいても、他はすべて三振でも1つホームランが出れば、挽回することができる。

だからとりあえず、思いついたこと、目の前の仕事は全部淡々とやり続ける。
とにかくバッターボックスに立って、バットを振り続けることだ。
これが、一番大事なことになる。

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この世の中の物事に、一度で上手くいくことなどまずありえない。
だから、失敗するのがあたりまえなのだ。

しかし、多くの人が、この失敗を恐れて、チャレンジすらしなくなってしまう。
バッターボックスに入らなければ、ホームランどころか、三振すらもあり得ないのだ。

成功とは、チャレンジと失敗の先にあるものである。
失敗しなければ、成功には絶対にたどり着けないのだ。

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