
金を稼いでも不安になる人
金は稼ぐよりも使い方のほうが難しい。そもそも、何のために金が必要なのか、いくらあったらそれは叶うのか。こうしたことを無視したまま金を稼ごうとするとどれだけ稼いでも不安になる。この不安から金を稼ぐこと自体が目的と化して常に足りないと感じるのだ。
金は稼ぐよりも使い方のほうが難しい。そもそも、何のために金が必要なのか、いくらあったらそれは叶うのか。こうしたことを無視したまま金を稼ごうとするとどれだけ稼いでも不安になる。この不安から金を稼ぐこと自体が目的と化して常に足りないと感じるのだ。
私たちが人生を生きていく上で、やはり知っておいたほうがいいのは、人間についてだ。特に人間の感情についてである。人間は感情の生き物である。いたずらに感情を弄ぶと恨みを買うことになるのだ。他人の恨みを買うと、結果として、必ず身を滅ぼすことになる。
ネットに比べれば、本を読むことのほうが、情報量は圧倒的に少なくなるが、しかし現実には、この少ないということのほうが情報を理解ていくにはむしろ良いことである。それは、少ない情報を何度も読むことで、行間を読むことができるからだ。
ミニマリストというのは、多くの持たない自由を欲する人たちのことだ。ミニマリズムの本質とは、じつは、さらなる上を目指す一つの形である。持ってももたなくても、どちらが偉いとか良いといったことは全くない。
自分に起こる問題は、誰もが複雑に考えがちだ。たいていの問題はいろいろなことが絡み合って出来上がっているからである。しかし、これを解決するときには、できるだけシンプルにすると解決策が見つかるものだ。絡み合った糸をまずほぐすことからだ。
人生とは選択の連続である。今の人生は、すべて自分の意識的、無意識的に過去に選んだ結果なのだ。生きていれば、必ず分かれ道にぶつかり、そこで何を選択するのかが人生を作っている。それゆえに、この無意識の行動を変えるには、困難が付きまとう。
運の悪い人の共通点は、周囲が散らかっているという点だ。自分の周囲が散らかっている状態は、「気」の観点から見てもあまりよろしくない状態である。自分の周囲の「気」が乱れて混乱しているということだからだ。
人間は、放っておくと欲望に振り回されてしまうものだ。どんなに頑張っても、膨れ上がった欲望を制御することなどできない。しかし、人間の欲求は、たいていこの最初の思い浮かんだ段階で中断しさえすれば、さほどの努力もいらずに、行動を制御することができる。
陰徳を積むことが運がよくする方法の一つである。「陰徳」を積むというとは、「人のやりたがらないことを、報酬を受け取らずに、誰にも知られずに行うこと」だ。修行とは、行を修めると書く。つまり、ただひたすら行うことだけが目的である。
誰にでも、「よいことがあれば、悪いことも起こる」といった状況が起きる。基本的には、運気は上がったり下がったりする。この時に、上がる時にできるだけ大きく上げ、下がるときには「負」の影響をできるだけ減らせば、長期的に幸福や成功を得ることができる。