思い込みに気づき根拠を取り換える

自分の思い込みを壊すと道が開ける

人間は誰でも、同じ行動をしていたのでは常に同じ結果となってしまう。結果を変えたければ行動を変える必要があり、その為には、思い込みを変えていくしかない。私たちの行動を規制し望む結果を遠ざけている最大の原因は、おそらく根拠のない思い込みだ。こうした思い込みを変えるのは、じつはかなり大変である。自分が正しいと思っていることに対して疑いを向けるというのが人間はそもそもできないことなのだ。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

思い込みは自分が作り出したもの

誰であっても、いつもと同じ行動をしていたのでは、将来も常に同じ結果となることになる。あなたが、未来の結果を変えたければ、行動を変える必要があり、その為には、自分の中の思い込みに気づきを変えていくしかない。思い込みに気づき、その根拠を疑い、新しい根拠と取り換える作業だ。こうすることで、新しい行動を取りやすくなり、その結果として別の未来が生まれてくることになる。

私たちの行動を規制し望む結果を遠ざけている最大の原因は、おそらく根拠のない思い込みだ。この思い込みを増進させる力であり、思い込みを決定づける最も強い要素は、ある思い込みを裏付ける為に自分で作り上げた勝手な根拠にある。

例えば、ダイエットに挑戦し、ほんの数キロしか減量できなかった場合、

「自分が体重を減らすことができない」

という思い込みを作ったりする。このような、たった一度の失敗が、思い込みの根拠となっていく。こうした思い込みは実際に、私たちの生活のかなり細かいところにまで浸透しているものである。

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思い込みは誰もが自覚できていない

たとえば、

「スマホなんて別に要らないと思っていたが、たまたまキャンペーンでお得だったので買い換えたら、思った以上に使い勝手が良く今では手放せない。」

とか、

「マッサージに行くなんてお金の無駄だと思っていたが、一度付き合いで連れて行ってもらったところ、今では常連となってしまった。」

とか、

「鉄道嫌いだったので自家用車で通勤していたが、たまたま車の故障で鉄道を利用してみると、目的地まで早く着くし快適だった。だから、今では鉄道で移動している。」

このような例のように、日々の生活の中で私たちは、数多くの思い込みによって、行動を規制しているものなのだ。

しかも、この思い込みは、そう簡単に自覚することはできな。なぜなら、それが絶対に正しいと思いこんでいるからだ。そういう状態だと、たとえ反対意見が聞こえても頭には入ってこない。だから、思い込みというのは、解消する事がとても難しい。

しかし、上の例で書いたように、たまたま普段と違う行動を経験するだけで、一発で思い込みが解消することがある。できないという思い込みを捨てる方法の一つは、その思い込みの根拠を疑い、新しい根拠と取り換えることだ。これは、習慣を変える為に、新しい習慣を身に付けると同じような事なのである。

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思い込みの根拠を壊す

思い込みの根拠とは、椅子の足のようなもので、全ての思い込みは、何らかの根拠が支えている。その支えている足を折れば、椅子は立って入れれなくなる。同じように、根拠を崩していけば、思い込みも簡単にぐらつくものだ。

だから、自分が正しいと思っていることに対して疑いを向けるというのが、思い込みを解消する時に重要になる。自分の思い込みみに気づき、その根拠を疑い、新しい根拠と取り換えるのだ。こうすることで、新しい行動を取りやすくなり、そして、その結果が生まれてくることになる。

この世界においては、同じ行動をしていたのでは常に同じ結果となってしまう。結果を変えたければ行動を変える必要があり、その為には、思い込みを変えていくしかない。そうすることで、初めて新しい結果を手に入れることができるのである。

【参考記事】:

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