必要な情報の集め方
多くの人が成功を目指しているにもかかわらず、なかなか成功できない理由の一つは、情報の集め方が間違っていて情報が多くなりすぎるからだ。情報が多いということは悪いことではない。問題は、その情報に振り回されることだ。多くの場合、情報を集めすぎて、それを整理できずに混乱してしまうことだ。情報に振り回されるのではなく、まずは、目の前のことをしっかりやること。必ずここから始めるようにすればいい。そうすれば、自ずと情報の集め方も見えてくる。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
情報の洪水に埋もれてしまう罠
現代は、本当に情報が簡単に手に入る時代だ。
特に、インターネットが普及してからは、目の前のスマホやパソコンをいじるだけで、たいていの情報が手に入るようになった。
しかし、それと共に、弊害も多くなってきたことが現実としてある。
情報が多いということは悪いことではない。
問題は、その情報に振り回されることだ。多くの場合、情報を集めすぎて、それを整理できずに混乱してしまうことだ。
情報は、その人の持っている熟練度によって必要なものが違ってくる。
小学生が微分積分の情報を知ったところで役に立たない。
それよりも、足し算が確実にできる、九九をしっかりと覚えることのほうが大事なのだ。
しかし、情報が多過ぎると実践が伴っていないため、何が、今必要な情報なのかの整理ができない。
だから、誰かが「この方法がいい」と言えばそれをやろうとし、他の誰かが「こっちの方法がいい」と聞けば、今度はそれをやろうとする。
成功する為といいながら、複雑な知識や概念を頭に蓄えることが、あたかも素晴らしいことのように勘違いしているのだ。
多くの人が成功できない理由
多くの人が成功を目指しているにもかかわらず、なかなか成功できない理由の一つは、情報の集め方が間違っていて情報が多くなりすぎるからである。
もちろん、何かをするときに情報は必要だ。しかし、現代はこの情報がいとも簡単に手に入リすぎるのだ。そうなると、あれもいい、これもいいと、ついいろいろな情報を集めてしまうようになる。
こうなると、もう何をすればいいかが解らなくなってしまう。
仕事による成功とは、目の前にある仕事の中から投資効率の最も高い仕事をひとつ選んで、とことん打ち込むことで達成されるものである。
だから、情報を集めすぎると害になる。
目標を決めたら、その達成に必要なこと以外の情報を、むしろなるべく排除することが必要である。
そして、多くのやることから何をやらないかを決め、やるべきことだけをとことんやる。
これが結局のところ正しい情報の集め方であり、成功への一番近道なのだ。
まず目の前のことをしっかりやる
まず目の前のことをしっかりやる
何かにおいて成功する為には、何でも出来る必要はない。
何か一つ抜きん出ていればいいのだ。
何でもそこそこ出来るというのでは魅力がない。
そうではなく、これについては自信があるというものを作っていくことが大事なのだ。
では、その自信あるものをどうやって作っていったらいいのか?
「そもそも、毎日忙しいのでなかなかできない」
これがほとんどの人だ。
何もかもやろうと考えないで、目の前の事をまずやってみる。
そうすれば、必要に応じて整理されて、次にやるべきことや情報が手に入る。
それから、次に進んでいくことだ。
これを、ただ知識だけ蓄えて、あっちこっちと振り回されているのは、意味のない行動になる。
何事も、目の前の階段を一つ一つ登っていくしか解決方法はありえない。
インターネットの普及によって、非常に多くの情報が、簡単に手に入るようになったが、今度は、情報が多すぎてかえって全体が見えなくなってしまっているのだ。
木の葉ばかり集めても木にはならない。中心になる幹がなければ木は立たないのだ。
どうも、簡単に情報が手に入ると、こうした幹の部分が抜けがちになる。
情報に振り回されるのではなく、まずは、目の前のことをしっかりやること。
必ずここから始めるようにすればいい。
そうすれば自ずと、情報の集め方も見えてくる。