100人いれば100の成功の形が存在する

成功の法則について

絶対の成功法則があるのなら、その法則に従えば誰でも成功できるはずである。しかし、人によって持っている資質や目指しているものが違る。ある人にとって成功とは、お金持ちになることかもしれない。また、別の人にとっては、有名になることかもしれない。このように成功とは、人によって様々な形をとるものだ。成功の定義が人によって違う以上、絶対これだという成功法則は、存在しないということに気づく。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

成功の法則は存在するのか

世の中を見渡してみれば、じつに数多くの成功法則と言われるものがある。誰でもひとつやふたつ聞いたことがあるのでないだろうか。

では、何が「成功の法則」かと聞かれても、正確に答えられる人はいない。

そもそも、「成功の法則」というものは、存在するのだろうか?
考えたことはあるだろうか。

絶対の成功法則があるのなら、その法則に従えば誰でも成功できるはずである。世界の誰かがそれを証明してくれればいいのだが、そうはなっていないので現実にはあるかどうかもわからないのだ。

それでは、「成功の法則」は、存在しないかといえば、どうもそうではないようである。少し大きな本屋に行けば、必ず成功法則に関する本が売られている。世の中には、「成功の法則」に関する実に多くの本が存在し、世界中で売られている。

もし、「成功の法則」が存在して誰もがそれを実行できるのなら、世界中成功者だらけとなるはずだ。しかし、現実にはそうはなっていない。むしろ成功者の方が圧倒的に少ない。

では、「成功の法則」は無いのかというと、やはり無いとも言い切れない。そもそも、これだけ多くの本があったり、「成功の法則」を説く人がいるということは、どこかに完全な真理というものが存在しているはずである。なぜなら本物がなければ、偽物は存在できないからだ。

つまり、「成功の法則」に関する多くの本が売られているのだから、「成功の法則」は存在することになる。それでは、本当の「成功の法則」とは何かといいますと、これがよくわからないのである。

「わからないのだけれども、存在はするようだ。」

なんとも情けないのだが、「成功の法則」というのは、じつはそういうもののようなのである。

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成功の形は一人一人違う

「成功の法則」を考える上で、まず明らかにしておかなければならないのが、成功とは何かということだ。

「そもそも、あなたにとって、成功とは何だろうか?」

ある人にとって成功とは、お金持ちになることかもしれない。また、別の人にとっては、有名になることかもしれない。他にも、権力を手に入れる、出世をする、好きな相手と結婚する、という人もいる。中には悟りを得るなどもあるかもしれない。

このように成功とは、人によって様々な形をとる。

だから、世の中に多くの成功法則が、溢れかえるのも当然と言える。

お金持ちになる方法と、恋愛を成功させる方法は、全く別のものだ。ましてや、悟りを開くなどとなったら、もう、全く別次元のものといっていいだろう。

そう考えると、100人の人間がいると、それぞれ100の成功の形があって、100通りの成功法則が必要になる。だから、世の中の成功法則は多種多様になるのである。

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目的に合ったメンターを見つける

逆に言うと、絶対これだという成功法則は、存在しないということにも気づく。

もし誰かを成功に導きたかったら、マンツーマンでその人に合わせた方法を取らない限りうまくいかないのだ。世の中には、多くのノウハウが出回っているが、こういったノウハウがいまくいかない理由がここにある。

人によって持っている資質や目指しているものが違る。だから、誰かの作ったノウハウは、他の人にはなかなか合わないということだ。つまり、成功するためには、誰かに1対1で教えてもらうか、自分で自分の方法を編み出すしか本当はありえない。

もし、あなたが成功したいのであれば、目的に合ったメンター(指導者)を見つけるか、自分で努力して道を切り開くしかない。ただ、この努力して道を切り拓くのはとても時間がかかる。既に目指す分野に先達がいるのであれば、メンターを見つけたほうが何十倍も早くなる。

つまり、成功法則とは、言い換えれば、目的に合ったメンター(指導者)を見つけることなのだ。

【参考記事】:

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