腹を立てると正しい判断ができない
昨今では怒るのは当たり前、怒らないと不甲斐ないとまで言わんばかりの風潮である。しかし、怒りの感情は絶対的にマイナスでしかない。腹が立っていると間違った判断を下してしまい怒る人の周囲は敵ばかりになる。
昨今では怒るのは当たり前、怒らないと不甲斐ないとまで言わんばかりの風潮である。しかし、怒りの感情は絶対的にマイナスでしかない。腹が立っていると間違った判断を下してしまい怒る人の周囲は敵ばかりになる。
世の中には、成功法則とよばれる多くのノウハウが溢れている。それだけ、沢山の人が成功したいと考えているということだ。では、この成功法則を使えば、本当に成功できるのだろうか。そんな訳はない。そうであれば、日本中が成功者だらけになっているだろう。
ストレスが溜まったり疲労を感じるのは、やりたく無いことを仕方なくやっていたり、無理に頑張っている証拠だ。人間は好きなことや楽しいことをやっていれば、ストレスは溜まらず疲労も感じにくいものである。
「聖書」の一節に「汝の隣人を愛せよ」という有名な言葉がある。あまりに有名だから知っている人も多いだろう。しかし、正しくは「あなたの隣人を自分と同じように愛せよ」となっている。ここで大事なのは“自分と同じように”という部分だ。
「自分は、いったい誰の人生を生きているのだろうか」あなたは、ふとこんな疑問を持ったことはないだろうか。あなたの人生の中で、他人に決められた部分は、いったいどれくらいあるだろう。他の誰かの望みのせいで、嫌いな職業に付いてはいないだろうか。
何かの決断をする時、何かの解決策を考える時など、自分の気分をよく観察することだ。気分が良い時は、最良の答えにたどり着くのに対して、不快な時には最悪の選択をしがちである。今の気分がどうかを観察すれば、正しい道を選んでいるかが判断できる。
現在の状況は、過去の行動によって作られる。過去の行動の中でも、大きな影響を与えているのが「習慣」だ。「習慣」によって、状況はつくられているし未来も決められている。未来は、誰でも変えることができるが、習慣を変えなければ未来は変わらないのだ。
不幸な人生を避ける方法は僻(ひが)み妬(ねた)みを捨てることだ。不幸は自分の中のマイナスの感情が引き寄せる。特に僻(ひが)み、妬(ねた)みといった負の感情が自分自身も傷つけ不幸な運命を引き寄せてしまう。
成功する人々に共通することは他人の成功を喜べるところだ。他人が成功することを喜べる人は、そこから成功する方法を学べる。だから自分も成功しやすくなる。一方、失敗する人々の特徴は自分だけ成功しようとすることだ。
成功する条件の第一は人間性にある。では、この人間性を鍛えは向上させるには、どうしたらいいのだろうか。人間性を鍛える方法について、ただ、一つ言えることは、何らかの思想を持つことだ。その思想は何でもいいが、それすらも、凝り固まってはダメなのである。