自分の提供している価値を正当に評価する
真面目な人が商品やサービスをしっかりとした価格で売ったり、働いた価値の対価をしっかりともらわないと、いい加減な業者が跋扈して、周囲の人を不幸にしてしまう。日本人の特徴として、自分の提供している価値を、どうしても低く見積もってしまうという傾向がある。自分の価値を低く見積もれば、周りもそれに同調して、実際に自分の価値が下がっていくことになってしまう。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
仕事の価値を正しく評価する
私たち日本人の特徴として、自分の提供している価値を、どうしても低く見積もってしまうという傾向がある。
しかし、自分の価値を低く見積もれば、周りもそれに同調して、実際に自分の価値が下がっていくことになってしまう。
これは、私もいつも反省している点だ。
例えば、私が提供する小さな会社の社長のためのコンサルティングや運命鑑定は、たいていの場合、2~3年で売上が倍増する。
そういうことを目指してやっていくので、当たり前の結果なのだが、では、その価値はどれくらいあるのだろうか。
もちろん、これは、業種によって変わるが、仮に現在の売り上げ規模が1億円とするならば、2~3年後には、2億円以上の売上に成長する。
つまり、1億円以上の売り上げ増を見込める価値があるということだ。
仮に粗利が2割だとすると、2000万円の利益を単純にもたらすことになる。
そればかりではない。
例えば、気の経営塾で学ぶ気の概念を利用して、広告の反応率を改善させたとすると、これまで無駄になっていた広告費を削減させたことにつながる。
もちろん、それ以外にも、新しいお客さんの紹介が増えた場合も、大きな価値を提供した事になる。
ざっと上げただけれでも、かなりの金額に換算できる価値を提供している。
謙遜は決して美徳ではない
これは、私に限ったたことではない。
ほとんどの人が、自分で思った以上の価値を提供している事が多いものだ。
それも、真面目に仕事をしている人ほどそういった傾向がある。
しかし、自分でこうした客観的な数字を意識していないために、売ることをためらったり、金をもらうのに抵抗を感じてしまうのである。
しかし、真面目な人が商品やサービスをしっかりとした価格で売ったり、働いた価値の対価をしっかりともらわないと、いい加減な業者が跋扈して、周囲の人を不幸にしてしまう。
だからあなたは、関わっている仕事の価値をもっと意識するべきなのだ。
どんな商品やサービスを扱っていても、どのような仕事であっても、それは、誰かの生活をよりよくしているのである。
私たちは、自分が考えている以上に、周囲の生活を向上させ、その人を豊かにし、そして安全にしているのだ。
提供している価値を試算する
あなたの働いている価値は、どれくらいのものだろうか。
どれだけの価値を、相手にもたらしているのだろうか。
一度、自分で試算してみて欲しい。
大雑把でかまわない。
そうすれば、自分の提供している価値を、しっかりと認識できるようになる。
あなたが、どれだけ相手に価値を提供しているかがわかれば、自信をもって対価を受け取ることができるようになるものだ。
ぜひ、自信をもって自分の価値を評価してみてほしい。