行動するほど道は開ける
今の自分のいる世界を変えたいと望むなら、自分に変化を起こすしかない。自分の考え方が変えれば、行動も変わり、自分が生きる世界も自由に変えられる。たとえ、小さなことからでもかまわない。あなたの生活に変化を 起こしてみることだ。たった一つでも変えていくことで、心は成功に向かって動き出していく。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機-運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
状況を変えるには変化を起こす
『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』などのベストセラーで知られるロシアの代表的な小説家、トルストイ(1828-1910)は、次のような言葉を残している。
「誰しも世界を変えたいと思うが、自分を変えようと思う人はいない」
じつに的を得た名言だ。
あなたが、今の自分のいる世界を変えたいと望むなら、自分に変化を起こすしかない。
逆に言うなら、自分の考え方が変えれば、行動も変わり、自分が生きる世界も自由に変えられるということだ。
ただ、気をつけるべきなのは、これからの自分を変えたいなら、これまでとは違う行動をしなくては、何も変わらないということだ。
「今の状態にはもうウンザリ・・・。
もっと豊かに、自由に暮らしたい」
もしあなたが、そう思うなら、小さなことからでもかまわない。
あなたの生活に変化を 起こしてみることだ。
たった一つでも変えていくことで、心は成功に向かって動き出していく。
そして、その変化を楽しみながら 継続してみればいい。
利益の拡大、収入のアップ、 新たな出会いの創出・・・。
これをあなたが実感する日は そう遠くないはずだ。
考えすぎるから動けなくなる
多くの人に見られる傾向は、「考えすぎる」ことだ。
もちろん、行動を起こす前に「考える」ことは大切だが、しかし、より以上に「行動する」ことは欠かせない。
どれだけ素晴らしいプランや戦略があっても、動かなければ何も始まらないのだ。
行動する時期を決め、 行動するための準備がある程度整ったら、あとは実践あるのみだ。
「ある程度って・・・
完璧じゃなくていいんですか?」
そう思う人がいるかもしれないが、決心する前に、完全に見通しをつけようとしても不可能だ。
そう迷っているうちに、結局決心することができないまま時間だけが過ぎていく。
完璧を求めすぎるあまり、「考える」 段階でどんどんエスカレートして、あれもこれもと深入りしすぎてしまい、結局「行動する」に至らない・・・。
これでは、本末転倒なのだ。
人生は行動と選択の連続
もちろん、あなたが完璧を求めることは、悪いことではない。
起こりうるさまざまな事態について、事前に対策を練っておくことは 素晴らしいことである。
しかし、人生は、いわば “ナマモノ”である。
「こんな状況が起きた時はA案」
「こんなピンチの時はB案」
などといったテンプレートが、当てはまらない時のほうがむしろ多い。
行動する上で、自分が予想しない アクシデントやハプニングが起きた時、万全な対策を持つことよりも、いかに冷静に、柔軟に対応できるか ということのほうがずっと大切になる。
そして、この力は、「動く」こと、つまり「実践する」 ことでのみ、経験としてあなたの中に積み重ねられていくものなのだ。
もちろん、途中で軌道修正する必要に 迫られることもあるかもしれない。
しかし、行動を起こし、自分の実感で 掴んでいくからこそ、本当に使える本物のノウハウを手にすることができる。
それは、あなただけの財産になり、 あなたの「自信」を育ててくれる。
人生は「行動」と「選択」の連続だ。
だから、動けば動くほど道は開けていくことになる。