夢の実現のために客観的視点を持つ
誰もが理想の自分を持っていると思うが、なかなかそれが現実にすることができていない。全ての物事を客観的に見ることができれば、問題の解決方法は自ずと見えてくる。そのためには、問題を書き出す必要がある。書くということは、客観的な視点で物事を見るということだ。ノートに文字として書き出した時点で、その物事に対しての客観的な視点を手に入れているのである。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機-運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
夢を実現する方法
誰もが理想の自分を持っていると思うが、なかなかそれが現実にすることができていない。そこで、今回は、こうした自分の理想を実現する方法について紹介することにする。
まず、ノートと筆記用具を用意する。
そしてノートに、まず実現したい夢を書き出す。
これには、以下の記事を参考に。
【参考記事】:
2023.11.08
完璧な理想の自分を目指す
誰でも自分の人生を、どのように生きていくかを自由に決められる。自分の人生は書きかけの自画像である。人生という期間をかけて、完成に向かって書き続けていくのだ。画家が絵を書く時は闇雲に書くのではなく、完成した絵を心に描いてキャンバスに落としていく。…
さて、同じノートに、夢の実現を妨げている「できないという思い込み」を、それぞれの項目に、3~5個思いつくまま書いてみる。
起業を目指している人なら、
「ビジネスを始めたいが金が足りない」
というものかもしれないし、サラリーマンであれば、
「貧乏な家に生まれて学歴が無いから出世できない」
かもしれないし、ダイエットを目指しているなら、
「骨太だから体重を減らすことができない」
ということかもしれない。
とにかく、どのような思い込みであっても、それを3~5個選んで書いてみるのだ。
書くことで夢の実現への客観的視点を持つ
書くということは、客観的な視点で物事を見るということだ。ノートに文字として書き出した時点で、あなたは、その物事に対しての客観的な視点を手に入れているのである。そして、全ての物事を客観的に見ることができれば、問題の解決方法は自ずと見えてくる。その為にも、書くことは必ずやる必要がある。
次に、あなたが夢の実現に向けて、持ちたい信念を考えてみる。信念とは、自分がこうであるという中心の部分だ。基本的価値観と言ってもいい。
どんな信念を持てば、あなたの理想の人生を手に入れることができるだろうか?
現在の状況を改善するためには、どんな信念が必要になるだろうか?
持ちたいと思っている新しい信念をやはり、3~5個書き出していく。ここでも、書き出すことで客観視することができるようになる。
理想の自分ならどうするだろうと考える
信念を書き出すことができたら、今度は、あたかも既に自分が目標を達成したかのように振舞う。既に理想の自分になったかのように日常で振舞うのだ。
太り過ぎで体力がなく不健康な自分を捨て、スリムで健康な人になりたいのなら、既にそういう人になったかのように振舞ってみるのだ。そして、食べる物を選ぶときは、自分にこう尋ねるのだ。
「理想の自分なら何を食べるだろう?」
もしあなたが起業で成功したいなら、既に成功したかのように振舞うことだ。
どんな場合でも
「成功している人なら、こういう状況でどのように振舞うだろう」
「理想の自分ならどうするだろう?」
こう、自分に尋ねればいい。
あなたの目標が、愛情深い親や配偶者になるというものだったら、今からそういう人のように振舞えばいいのだ。
「本当に愛情あふれる人だったら、この場合どのように振舞うだろう?」
そう自分に尋ねることである。
日常のあらゆる場面で、
「あなたの理想の人なら、こういう状況でどのように振舞うだろう」
こう問い続けるのだ。
これを繰り返すことで、ある日、理想の自分に近づいていることに気がつくだろう。