
自分は正義という思い込みが争いを産む
争いの元になる感情には
自分は正しくて相手が間違っている
こうした考え方がある
自分が正しいから
相手が悪いはずだ
だから争いをしてでも
自分の正義を貫き通す
これが、根本の間違いだ
ものごとの正邪を決める
物差しなど存在しない
正邪は時代や宗教など
その世界によって変わるからだ
だから、すべての面から見て
絶対に正しいことなど
この世には存在しない
存在しない正義を振りかざすから
争いが起こってしまうのだ
争いは妄想の産物である
世の中の争いごとのほどんどが、自分は正しいという思い込みから始まる。世界中で起きている争いや戦争の多くも、こうして始まるのだ。
さらに正しいか正しくないかという基準も、自分で勝手に決めた基準である。自分の考える正義というのは、必ずしも正しいとは限らない。その正義を振りかざすことで、雰囲気を台無しにしたり、むしろ相手に迷惑をかけることになる。
争いとは、こうした妄想の産物である。そして、それは結局のところ、自分だけではなく周りをも巻き込んで不幸にしていくのだ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機-運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)