徳は未来の利益をもたらす
ビジネスで利益をもたらすものは2つある。「得」と「徳」だ。商品に適正な利益を乗せて売ること。これを「得」という。目先の利益を追い求めると確かに今は儲かるが未来でうまくいかなくなる。商品によってお客が幸福になるように売ることを「徳」を積むという。
ビジネスで利益をもたらすものは2つある。「得」と「徳」だ。商品に適正な利益を乗せて売ること。これを「得」という。目先の利益を追い求めると確かに今は儲かるが未来でうまくいかなくなる。商品によってお客が幸福になるように売ることを「徳」を積むという。
利益を追求するあまり奪うことを考えると長続きしない。それは他者から奪ったことで自分の心が傷つくからだ。自分の心が傷つくと自分で自分に罰を与えてしまう。その結果上手くいかなくなるのだ。これは個人でも会社でも同じだ。
怒りをバネにすることは良いように思える。しかし、これは最後は自分を破壊し、周囲に敵を作り最終的には破滅に向かる。怒りの感情はどこまで行っても、最後は破壊しかもたらさない。だから感情的に怒るのではなく、冷静にやるべきことを考え、淡々とこなすことだ。
人間は生きているだけで、いろいろなことが起こる。良いことも、悪いことも。こうした不運や幸運に一喜一憂していては、運に振り回されるだけだ。運に振りまわされてしまうと、どうしても判断を誤りやすく悪い方向へ転がってしまう。
他人に大事にされたければ、自分で自分のことをまず大事にすることだ。自分を大切にしていれば、周囲からも大切にされる。これが基本中の基本だ。自分が大事にしないものを誰が大事にしてくれるだろうか。まずは、自分が自分を大事にすることだ。
成功を目指すときに歯を食いしばって、努力を続け苦しみを乗り越えていく。こうしたイメージがある。しかし、それよりも成功を夢見て、ワクワクしながら楽しんでいくほうが大きな力が出て成功に近づけるものだ。
チャンスは、往々にして困難という衣をまとっている。この困難や障害に目を奪われ恐怖に負け、感情的になって訪れたチャンスに気づかずに逃してしまう人が多い。困難や障害の裏側には、たいていそれに見合うだけのチャンスが隠されている。
労せずに手に入るもの、身に過ぎた幸運。こうしたものは人生の罠であることが多い。それを知らずに手を出してしまうと後で大きなしっぺ返しを受ける。こうしたものは一度手を出すと、深みにはまり脱出できず苦しむことになりかねない。
どんな酷い目にあっても人を罵ってはいけない。感情を露わにすることは、自分の中の怒りの感情を増幅するからだ。増幅された感情は怒りをさらに増幅する。この増幅された怒りは、さらに感情を増幅させ最終的には自分も破壊してしまう。
見返りを求めず物事を行うと、必ず巡ってどこからか戻る。これは経験すればするほど真理であると実感できるものだ。理屈ではなく法則である。世の中には目に見えない法則がある。こうした法則を知りそれに則れば人生は好転する。