反抗的態度は劣等感の裏返しである
人間の感情の中で最も厄介なのは劣等感だ。劣等感を持つと他人からの意見や忠告を素直に受け入れられず、反抗的な態度を無意識に取ってしまう。これでは本来変われるはずの機会や新しい知識を受け入れることなく周囲の人からも嫌われていく。
人間の感情の中で最も厄介なのは劣等感だ。劣等感を持つと他人からの意見や忠告を素直に受け入れられず、反抗的な態度を無意識に取ってしまう。これでは本来変われるはずの機会や新しい知識を受け入れることなく周囲の人からも嫌われていく。
怒りをバネにすることは良いように思える。しかし、これは最後は自分を破壊し、周囲に敵を作り最終的には破滅に向かる。怒りの感情はどこまで行っても、最後は破壊しかもたらさない。だから感情的に怒るのではなく、冷静にやるべきことを考え、淡々とこなすことだ。
どんな酷い目にあっても人を罵ってはいけない。感情を露わにすることは、自分の中の怒りの感情を増幅するからだ。増幅された感情は怒りをさらに増幅する。この増幅された怒りは、さらに感情を増幅させ最終的には自分も破壊してしまう。
怒りは心だけではなく体をも破壊することになる。その上、運勢まで悪くする。楽しく幸せに暮らし、さらに健康で長生きしたければ怒るのではなく「赦す」ことだ。どのような事であっても、怒りはあなたの人生に悪い影響しかもたらさない。
本当に苦しい時は泣くのではなく笑ってみることだ。笑っているうちに自ずと気持ちが明るくなって不思議と元気が出てくる。楽しくなくてもいいから無理やりにでも笑ってみればいい。人間の感情は形によってある程度作ることができる。
激しく責める人は、その裏側に劣等感がある場合が多いものだ。自分に自信がなく自己重要感が得られない人ほど劣等感の裏返しとして他人を責める。自分を肯定できて自己重要感が満足されていれば、失敗もただ指摘するだけだ。
心と体は密接につながっている。心が落ち込んだ時には体も元気がなくなる。反対に心が元気な時は、体もエネルギーに満ちているものだ。これは逆も同じで、体調が悪いときなどは心も沈んでいくことになる。心と体はつながっているのだ。
感情的になって怒ることは、決していい結果にはつながらない。怒りは他人だけではなく自分自身も破壊していまう。だから、何があっても怒るべきではない。怒りによって傷つけるのは、怒りを向けた相手と自分自身だ。
昨今では怒るのは当たり前、怒らないと不甲斐ないとまで言わんばかりの風潮である。しかし、怒りの感情は絶対的にマイナスでしかない。腹が立っていると間違った判断を下してしまい怒る人の周囲は敵ばかりになる。
人の心は正直なもので「なんとなくスッキリしない」あるいは「ちょっと変だな?」こう感じたときはその直感が正しいことが多い。心が少しでも躊躇するときは焦らずにじっくりと考えてみるほうがいいのだ。