楽しくないことは止めてもいい
何かを成し遂げるためには苦しまなければいけない。そう言う人がいる。もちろん、そういう考え方も解るし、あるとは思う。しかし、そもそも私たちは何のために生きているのだろうか。人生を充実させて幸福で楽しく生きるためだ。
何かを成し遂げるためには苦しまなければいけない。そう言う人がいる。もちろん、そういう考え方も解るし、あるとは思う。しかし、そもそも私たちは何のために生きているのだろうか。人生を充実させて幸福で楽しく生きるためだ。
与えれば与えられるのが人生の法則である。だから、他人の成功を批判すると、次には自分の成功を応援してもらえなくなる。結果的に、自分が成功しにくい状況が生まれてしまうのだ。つまり他人の成功を喜ぶことで自分も成功に近づくことになる。
他人が成功するのを見ると誰でも悔しさや嫉妬を感じてしまう。人間だからそれは仕方がない。しかし、その感情に振り回されて、他人を引きずり落としたり羨んでいるだけではダメなのだ。他人の成功を素直に喜ぶと、今度は、その人があなたを引き上げてくれる。
人間の最大の喜びは、誰かの役に立つことにある。物やお金を得る幸せより、誰かに何かをしてあげるほうが幸せ度は大きくなる。与えられることを待つより、何ができるかを考え、与える側になることが、幸福になるためのポイントである。
世の中には作用反作用の法則がある。与えれば与えられるし、奪えば奪われるということだ。ここで問題は何を与えるかだ。愛や優しさを与えれば喜びが返ってくるが、憎しみや不快を与えれば怒りが返ってくる。どちらを相手に与えるかは、あなたが決めることであり自由だ。
人間は、誰しも幸福になりたいと思っている。お金持ちになろうと思ったり、いろいろなモノを買ったりする。しかし、それは一時の喜びのみですぐに消えて行ってしまうものだ。消えていかない幸福とは、誰かに喜ばれたり感謝された時に、はじめて感じるものである。
人間は不思議なもので、自分の欲求の為よりも、誰かの為に何かをするほうが大きな力を発揮する。人は自分中心で生きているようで、実際には人の為に生きたい生きものだ。だから、自分だけが幸福になるのではなく、他人も幸せにすることにこそ本当の力が出てくる。
人が生きる最大の目的は、人生に喜びを感じることだ。しかし何かのルールに囚われ、目標を達成することだけにこだわりすぎて、人生の喜びを忘れてしまうのだ。これでは、何のための努力なのか判らなくなる。
幸運やツキというのは、実際には、人によってもたらされるものである。では、どのような人がそれを運んでくれるかと言うと、あなたに好意を持っている人からだ。つまり、あなたのことが好きな人が、あなたに幸運を運んでくるのである。
不運や不幸または失敗などで辛い状況になっていても、他人の幸せを喜べる人はまた立ち直れることができる。辛い状況で他人の幸福を喜べるのは、自分の状況を他人のせいにせずに自分の責任だと捉えられるからだ。