やる気が出ない時はとりあえず始めてみる
だれにでもやる気が出ない時というのがある。しなければならないのにやる気が出ない。そういう時は、先にやる時間を決める。そして、とりあえず始めてみるのだ。人間の心は体が動くことで変化していく。たとえやる気がなくても、強引に始めてしまえば、なんとなく気分も乗ってくる。
だれにでもやる気が出ない時というのがある。しなければならないのにやる気が出ない。そういう時は、先にやる時間を決める。そして、とりあえず始めてみるのだ。人間の心は体が動くことで変化していく。たとえやる気がなくても、強引に始めてしまえば、なんとなく気分も乗ってくる。
勉強するときに、まず部屋を掃除して、時間割を作って鉛筆削って、そして時間がなくなった。そんな経験を持っている人は、かなり多いと思う。これは人生においても同じで、本来やるべきことほど後回しにされてしまうものだ。その結果、時間が足りなくなりできなくなるのだ。
人間は、好調な時ほど落とし穴に落ちやすくなる。浮かれて何も見えなくなってしまうからだ。だから好調な時ほど、慎重になる必要がある。調子に乗って手を広げるとすぐ潰れたりする。ほとんどの会社が倒産する理由は、手を広げすぎたことだ。
ビジネスにはどうしても競争のイメージがある。○○戦略などという言葉もよく使われる。そのせいか、ビジネスとは、どうしても戦うことだと考えてしまうのだ。しかし、多くのビジネスにおいて重要なのは、競争ではなく人との繋がりなのだ。
文章などを読むと顕著なのだが、あまり、一生懸命全力でやられると、どうも、重苦しくなってしまう。肩の力を抜いて、少しリラックスするくらいがちょうどいい塩梅である。頑張ることは大事だが、頑張りすぎないことも大事なのだ。
良い評判はすぐに信じないことだ。宣伝の場合がああるからだ。悪い評判も同じである。およそ噂はあてにならないものだ。最近は、ネットで口コミを探す人も多いが、そのクチコミさえもじつは演出されたものであることがある。
物事がうまくいかない人は、未来の夢ばかり想像して目の前のことができていない。これでは妄想を楽しんでいるだけで、決して物事は好転していかない。夢を持つことは大事だが、それよりもっと大事なことは、今、目の前のことを全力でやることだ。
バタバタ動いている人を、人は一生懸命やっていると勘違いしている。実際には、効率悪くただ動いているだけなのだが。状況によっては、むしろ動かないほうがいいことも多いのである。それを、何もしていないと捉え動いている方を評価しがちなのだ。
会社を経営していると、ついつい効率を重視し合理的に物事を考えようとする。しかし、仕事をしているのは、感情のある人間だ。お客も同じだ。この感情に配慮できないと、仕事も会社も社会も悪い方向に向かってしまうことになる。
簡単な仕事ほど、その人の実力が判る。難しい仕事は、誰もが注意深く一生懸命やるので、それほど差が出ないものだ。しかし、簡単な仕事をさせてみると、いい加減であったり、手を抜いたりと本当の姿が見えてくるものである。