完璧な理想の自分を目指す
誰でも自分の人生を、どのように生きていくかを自由に決めることができる。自分の人生は書きかけの自画像である。人生という期間をかけて、完成に向かって書き続けていくものだ。画家が絵を書く時は、ただ闇雲に書くのではなく、完成した絵をしっかりと心に描いて、それをキャンバスに落としていく。これと同じように、私たちの人生も、常に、変化し、成長し、進化し、完成に向けて磨かれていくのである。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機-運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
人生とは書きかけの自画像である
あなたは、自分の人生をどのように生きていくかを、自由に決めることができる。何を改まってと思うかもしれないが、私は、自分の人生は書きかけの自画像だと思っている。
私はここまで約60余年を生きてきたが、それは、画家が絵を書くように、自分の人生にさまざまな色を塗ってきたようなものだと思うのだ。
画家が絵を書く時は、ただ闇雲に書くのではなく、完成した絵をしっかりと心に描いて、それをキャンバスに落としていく。もちろん、最初の構想通りになる時もあれば、途中で思いついて色や内容に変化が生まれることもあるだろう。
これと同じように、私たちの人生も、常に、変化し、成長し、進化し、完成に向けて磨かれてきたのだ。
もちろん、この絵は、一度に少しずつしか書き込むことができまない。そして、いきなり一晩で完成させることもできない。人生という期間をかけて、完成に向かって書き続けていくものだ。
人生という絵は決して完成しない
そしてもちろん、人生という絵は決して、完成しないものだ。変化し成長することが、人生そのものなのだからだ。
画家が完成した絵をイメージしながら書くように、私たちも理想の人生をイメージしながら人生を生きている。だから、どのような完成形をイメージしているかで人生が変わるのである。
「どうせ自分の人生なんて!」
そんなふうに諦める必要はまったくない。
誰であっても、完璧な人にはなれなくても、完璧な自分にならなれる。自分の人生で変えたいところが決まれば、それは、成長への道を歩き出したということである。
だから、とりあえず、自分の何を変えたいかを決めてみることである。
何を変えたいかが判らない場合
自分が、何を変えたいかを解らない場合は、次のステップを踏んで明確ににしていくことができる。人生の主要な分野は、だいたい次の6つの項目に分けられる。
まずは、この6つをノートの1ページずつに書くことからだ。
(1)人間関係
(2)仕事
(3)健康
(4)精神性・感情
(5)経済状況
(6)知識・教育
以上の6つの項目で、あなたが変えたい、または向上させたい項目は何だろうか?
例えば、太り過ぎで健康に問題があるのなら「健康」の項目にそのように書く。もし収入が自分の希望より少ないのなら、「経済状況」の項目に「収入を増やす」と書く。誰でもとりあえず全部の項目に、何かしら書き込むことができるだろう。もちろん、それが普通だ。
誰もが、今、自分が完璧な状態にあるなどとは思っていないからだ。それはすなわち、私たちが常に向上し続けていることを示しているのである。
理想の自分を描けばいい
理想の自分になる為に、まずは自分の何を変えたいのか、どのような姿が理想なのか。最初にそこをはっきりすることだ。
この時に、そこそこの理想にすることはない。自分が考える完璧な自分を書いてみればいい。理想の自分とは、自分が完成させたいと思う絵の下書きのようなものだ。
何もないキャンバスには、自由に下書きを書くことができるはずだ。内容を規制するものは、何一つない。真っ白なキャンパスには、自由に好きな事を書けばいい。
何も遠慮することはない。誰かの理想を書くこともない。ただ、自分の理想とする完璧な自分の姿を書き出せばいいだけである。