金を稼ぎ易い仕事と金を稼ぎ難い仕事
世の中には、金を稼ぎやすい仕事と、なかなか金が稼げない仕事がある。これは、いい悪いということではなく、その仕事の持っている可能性の部分だ。だから、金を稼ぎたかったら、まず金を稼げる可能性のある仕事に付くことが必要になる。金が稼げる仕事をしないと、いつまでたっても苦しい生活になってしまう。考えて欲しいのは、今の仕事を続けて、本当に望む生活が得られるのかということだ。(内田遊雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機-運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
演劇をやるとたいてい貧乏になる
世の中には、金を稼ぎやすい仕事と、なかなか金が稼げない仕事がある。
これは、いい悪いということではなく、その仕事の持っている可能性の部分だ。
だから、金を稼ぎたかったら、まず金を稼げる可能性のある仕事に付くことが必要になるのだ。
先日の夜、少し時間が取れたので芝居を観にいってきた。
といっても、知り合いがやっていた 一人芝居だ。
1時間ほどの舞台で、入場料が1,000円。
私の住んでいる、静岡は、結構演劇が盛んで、地方劇団がいくつもある。
そして、小劇場もいくつかあるのだ。
私は芝居が好きで、特にこうしたアングラっぽい演劇が気に入っている。
さて、ここでテーマにしたいのは この入場料が1,000円という部分だ。
お客は12人・・・ 。
といっても、20人で満席になるようなミニ劇場なので決してガラガラというわけではない。
ただ、それでも売上が12,000円・・・
これが、アマチュアの発表会であれば、まあ、それでも良いだろう。
しかし、演劇で食べている人だ。
いったいそれでどれだけの収入を得ることができるのだろうか?
仕事によって収入は規定される
これは、決して演劇の是非を問うものではない。
そうではなくて、どのような仕事をするかによって、結局、収入は規定されてしまうということなのだ。
金を稼ぎたかったら、金が稼げる仕事をしないと、いつまでたっても苦しい生活になってしまう。
どうも、ここに気がついていない人が多くいるようだ。
常に考えて欲しいのは、今の仕事を続けていって、本当に望む生活が得られるのだろうかということだ。
収入を意図的に作り出していくということは、資本主義の社会に生きている私たちにとって必要なスキルである。
音楽や芸術といった分野は、極めて一部の人間だけは大きな収入を得ることができる。
しかし、それは、1万人に1人いない世界だ。
あとは、かなり苦しい収入しか得られない。
もちろん、それを否定するつもりもない。
そういうものだということだ。
芸術家でもマーケティングが必要
以前、友人が、大手の会社を辞めて画家になるといって、イギリスの絵画学校に留学した。
そこでは、絵の技法もだが、マーケティングの技術も同じくらいの割合で教えていたのでびっくりしたという話を聞いたことがある。
日本ではあまり聞かないが、現実に作品を売って稼いでこそのプロの画家だということである。
世の中を生きていく上でもっとも重要なスキルは、マーケティングだといっても良いのだ。
金運を上げようとスピリチュアルに頼る前に、まず基本の知識を身につけることである。
これをしない限り、上手くいくことはないのである。