愛は与えると得られる
誰もが愛されたいと心から願うのだが、愛されたいという思いが、強くなればなるほど愛されなくなる。誰もが愛されたいと願っているために、愛を与える人が少ないのだ。こうして愛を求めれば求めるほど、愛は遠くに逃げていくことになる。
誰もが愛されたいと心から願うのだが、愛されたいという思いが、強くなればなるほど愛されなくなる。誰もが愛されたいと願っているために、愛を与える人が少ないのだ。こうして愛を求めれば求めるほど、愛は遠くに逃げていくことになる。
人生には法則がある。それは、与えれば与えられるということだ。これは良いことだけの話ではない。良くても悪くても与えたものが返ってくるのだ。良いことを与えれば良いことが返ってきて、悪いことを与えれば悪いことが返ってくる。
誰かに何かを与えると、その見返りを受け取らされる。これが人生の法則である。だから喜びや幸福を与えると喜びや幸福が返ってくる。しかし、怒りを与えると怒りや恨みを受け取らされる。これを拒否することはできないのだ。
現状を受け入れるということは、自分自身を受け入れることであり、自分の状況を受け入れることであり、自分を取り巻く世界を受け入れることだ。受け入れるということは、自分の欠点や過去の失敗、恥ずかしかったことなどを思い返して、見つめなおす作業である。
与えれば与えられるのが人生の法則である。だから、他人の成功を批判すると、次には自分の成功を応援してもらえなくなる。結果的に、自分が成功しにくい状況が生まれてしまうのだ。つまり他人の成功を喜ぶことで自分も成功に近づくことになる。
与えれば与えられるのが人生の絶対法則である。怒りを与えれば恨みが返ってくる。喜びを与えれば感謝が返ってくる。今の状況を変えたければ受け取りたいものを与えればいいだけだ。すべては、最初に自分が相手に何を与えるか。ここにかかっている。
不幸な人生を避ける方法は僻(ひが)み妬(ねた)みを捨てることだ。不幸は自分の中のマイナスの感情が引き寄せる。特に僻(ひが)み、妬(ねた)みといった負の感情が自分自身も傷つけ不幸な運命を引き寄せてしまう。
世の中の法則というのは実に明確で、お釈迦様によると世の中には、できないことが5つあると言われている。5つとは、(1)生まれないこと(2)老いないこと(3)病にかからないこと(4)死なないこと(5)因果法則から逃れること。以上の5つだ。
質量転換という言葉がある。「量の積み重ねがあってこそ、ある時に、質的な変化を引きおこす」そういう意味になる。いわゆる“数稽古”というものだ。ただ、闇雲に同じことを数やったとしても、そこに進歩はない。一つ一つの行動に新しい工夫を凝らして進歩が生まれる。
成功とは、それぞれの旅の終わりにあるのであって始めたばかりの地点にはないものだ。その上、その目標地点には何歩で到達できるのかは、自分自身も含めて誰も知らない。だから、私たちにできることは、ただ次の一歩を踏み出すことだ。