失敗や不幸を心で繰り返さない
人間というのは本当に不幸な生き物で、過去の不幸や失敗を心の中で反芻してしまう生きものである。過去のやってしまった失敗。その結果起きて決まった不幸。こうしたことを忘れようとすればするほど、益々その記憶は心の中で大きくなっていく。
人間というのは本当に不幸な生き物で、過去の不幸や失敗を心の中で反芻してしまう生きものである。過去のやってしまった失敗。その結果起きて決まった不幸。こうしたことを忘れようとすればするほど、益々その記憶は心の中で大きくなっていく。
物を捨てられないというのは、その裏に執着する性質がある。不要なものまで溜め込むのは、この執着心によるものである。問題はこの執着する感情は、徐々に大きく膨れ上がることだ。そうなると既に失ったものや去っていた人にまで執着し、怒りや恨みを感じることになる。
世の中には物を溜め込んで捨てられない人がいる。こういう人は物だけではなく物にへばりついている記憶も引きずっている。過去の記憶や感情に囚われて何度も何度も反芻し同じ感情を繰り返しているのだ。過ぎ去った過去に引っかかると新しい一歩が踏み出せなくなる。
人生を変えようと思ったら、過去の出来事から離れることが必要になる。人間は、楽しい記憶や成功した記憶より、辛かったこと、恥ずかしかったこと、失敗したことの記憶が強く心に残ってしまう。不幸な過去でも、あなたを傷つけることは絶対にできない。
人間だれしもが過去も未来も現実には存在しないのにそれに引っかかり苦む。しかし、大事なことは今この瞬間を生きることただそれだけである。動物は過去を悔んだり未来に恐れを抱いたりしない。ただ今目の前のことだけで精一杯に生きている。
今起きている問題、今のあなたの環境、こうしたものはすべて自分自身が作り上げたものだ。他人が何かをしていると感じるかもしれないが、そうした関係を含めてすべて原因は自分にある。今の、あなたの周りにある環境はすべて、あなた自身が作り出したものだ。
断捨離という言葉がある。これは不要なものを捨てることで運が良くなるということだ。この時に最も大きな意味がマイナスの思考や感情を捨てることだ。所有している物には全て記憶が結びついている。そして、この記憶が思考や感情を呼び起こすのだ。
人生を変えようと思ったら過去から離れることだ。過去を悔いても何も変わらない。過去に囚われこだわっていると、嫌な記憶だけが蘇って来て気分が落ち込んだりする。これから先の未来に意識を集中していく方がパワーが出るし可能性はより高くなる。