経済的な成功を得るためには長期の目標を設定する
経済的な成功を得るためには、長期的にしっかりと目標を立てることだ。特に大きな目標は長期的に考えることだ。そして、長期での目標がはっきり見えると、今は夢かもしれないが、何をすればいいかが見えてくることになる。最終的な目標さえはっきりしていれば、そこまでどうやってたどり着くかは、柔軟でかまわない。その都度、計画を練りなおし、別の手法を試せばいいだけのことである。(内田游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
長期的に目標を立てる
「金」についての話は、現実に即していなければ意味がない。
現実に即していて初めて意味がある。
では、「金」について現実化するために必要なことを、まず、はっきりとさせていく。
とにかく経済的な成功を得るためには、長期的にしっかりと目標を立てることだ。
将来の、年収をどれくらいにしたいのか、資産をどれくらいにしたいのかだ。
ここを最初に決める必要があある。
この時に、実現可能だと思える目標を定めることがとても重要になる。
よくあるのだが、いきなり、年収を1億円とか定めても意味がない。
これは、最近の流行のようなもので、現実がまったく見えていない人だ。
そもそも今、年収200万の人が1年後に年収1億円はまず無理である。
宝くじに当たれば、達成できますがそれは、一時的である上に、現実的ではまったくない。
単なる夢想家である。目標というのは、自分が達成できると感じられるものでなければ意味がないのだ。
しかし、10年後や20年後であれば1億円は可能かもしれない。
これを否定する必要はないが、1年後なんてやると、ただの夢見る人でしかない。
物事は長期目線で見て考えることで、実現の可能性が大きく変わってくるものである。
ロードマップを作成する
大きな目標は長期的に考えることだ。
そして、長期での目標がはっきり見えると、今は夢かもしれないが、何をすればいいかが見えてくることになる。
仮に、今から10年から20年後、経済的成功を手に入れたいと決めたとき、あなたは長期の財政目標を設定したことになる。
次は、今の自分の状況を確認して、現時点でどのあたりにいるかをしっかりと見定めることだ。
そして、今現在立っている場所と、将来のある時点で立っていたいと願う場所を線で結んでみればいい。
さらに、そこまで歩んでいくために何をして、その次に何をするかというロードマップを作成し長期の目標に、どうしたらたどりつけるかを具体的に考えるのだ。
つまり、長期目標を実現する為に歩む道を自分で設計するのである。
こうして、まず最初の目標地点に向かって進んでいく。
これが、経済的成功を手に入れる唯一つの方法である。
この時に注意することは、目標ははっきり設定するがプロセスは柔軟にするということだ。
なぜなら、長期の目標を達成するまでには、数え切れないほどの困難や番狂わせが待っているからである。
最終的な目標さえはっきりしていれば、そこまでどうやってたどり着くかは、柔軟でかまわない。
その都度、計画を練りなおし、別の手法を試せばいいだけのことである。
外部の意見や修正を拒まない
この時に、外部の意見や修正も決して拒まないことだ。
もし障害に出会ったら、乗り越えても迂回しても、通り抜けてもいいのである。
長期の目標を目指すときには、これはいたって自然な対応となる。
将来の目標の為に、いま何を達成するのか?
それがうまくいかなかったらどう修正するのか?
これを常に考えながら進むことだ。
これまで、多くの人の相談を受けていて感じるのは、ここのところができていない人がとても多い。
さらに、経済的成功を手にする為に必要なスキルが、目標を達成する為の計画策定や、それを実行する為のタスク管理、そして、これら全体を管理し運用する時間管理のスキルとなる。
これらを身につける必要がある。
このように、長期的な目標を決めることができれば、それを実現するためのステップが見えてくる。
あとは、そのステップを登っていくだけでいいのである。