人は激しく動いている方を評価する
バタバタ動いている人を、人は一生懸命やっていると勘違いしている。実際には、効率悪くただ動いているだけなのだが。状況によっては、むしろ動かないほうがいいことも多いのである。それを、何もしていないと捉え動いている方を評価しがちなのだ。
バタバタ動いている人を、人は一生懸命やっていると勘違いしている。実際には、効率悪くただ動いているだけなのだが。状況によっては、むしろ動かないほうがいいことも多いのである。それを、何もしていないと捉え動いている方を評価しがちなのだ。
会社を経営していると、ついつい効率を重視し合理的に物事を考えようとする。しかし、仕事をしているのは、感情のある人間だ。お客も同じだ。この感情に配慮できないと、仕事も会社も社会も悪い方向に向かってしまうことになる。
簡単な仕事ほど、その人の実力が判る。難しい仕事は、誰もが注意深く一生懸命やるので、それほど差が出ないものだ。しかし、簡単な仕事をさせてみると、いい加減であったり、手を抜いたりと本当の姿が見えてくるものである。
人間はネガティブなことに、とかく心が縛られてしまうものだ。自分自身をよく観察してみると否定的なことばかり考えている時間が多くを占めてしまっている。「上手くいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」こうして多くの時間を無駄な妄想をし過ごしてしまうのだ。
全ての問題には解決する方法が用意されている。物だったり人だったり、新しいチャンスだったりと様々だが、必ず用意されている。ただ、ネガティブにだとその解決策が見つけられない。問題が起きた時も常に前向きに考えることで、必ず解決できる。
成功する為の重要な条件が、自分の仕事が好きだということだ。好きだからどれだけ熱中しても、疲れを感じることがなくなる。色々と考えて仕事に工夫を凝らすのも、じつに楽しい。だから面白くない仕事を自分流に面白くしていく工夫が大事になる。
誰もができる範囲を自分自身で決め付けてしまうものだ。自分で決めてしまった姿に、自らを合わせてしまうのだ。すべての人がそうなっている。まずここに気づくことで自分が決めてしまった枠を広げることができる。自分を縛るものは自分だということを常に意識してみることだ。
人間は、自分のためだけでは、生きられないものだ。なぜなら人間の真の喜びは、誰かに喜んでもらえることで初めて得られるものだからだ。誰かのためにと思う気持ちが、苦しい時にもう一歩の頑張りを生み出す。
努力し続けることは、とても苦しいことだ。その努力も苦しんでやるのでは、物事はなかなか上手くいかない。眉間にシワを寄せて続けるのではなく、いろいろな工夫をしながら苦しみの中に楽しみを見出すことで努力は実を結ぶようになる。
人間は不思議なもので、自分の欲求の為よりも、誰かの為に何かをするほうが大きな力を発揮する。人は自分中心で生きているようで、実際には人の為に生きたい生きものだ。だから、自分だけが幸福になるのではなく、他人も幸せにすることにこそ本当の力が出てくる。