怒りが全てを破壊する
お釈迦様は
どのような理不尽な目にあっても
怒ってはいけないと説いている
憎しみや
怒りの感情からは
何も生まれないことを
知っていたからだ
しかし、昨今の私たちは
「怒ってあたりまえ」
「怒らないなんて腰抜けだ」
とまでいうわけである
しかし、これは怒りについて
まったく知らないからだ
怒りは、最初は小さくても
自らを増幅し感情を蝕んでいく
さらに進むと、
健康そのものも
害するようになるのだ
怒りを放っておくと
自分の命にかかわるのである
だから、何があっても
怒らないことが重要なのだ
怒りは破壊しか生み出さない
今の世の中は、怒っている人が非常に多い。自分たちは批判されない場所にいながら、他を責任追及して、ぶん殴りたいと思ってアラを探している。しかし、これは何ももたらさない。
世の中の多くの人は、怒りのはけ口のために、叩きやすい誰かをいつも見つけようとしている。何か他人の失敗を見つけたら、やたらと批判して、自分は間違いを犯すことなんてないつもりだ。弁解できない弱いものを一方的に避難するのは世の中の常なのである。
これは、ビジネスにおいても同様だ。お客との関係でもそうだし、従業員との関係でも同じだ。
しかし、こうした怒りのエネルギーは、たいてい物事を破壊していく。たとえどのような理由があるにせよ怒るべきではないのである。
怒りのエネルギーで物事を動かしても、その反動で自分自身をも破壊していくことになる。怒りからは、何も生まれないということを、そして、多くの問題は怒りが原因になるということを、知っておくことだ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
profile:瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。