好きな相手に危険性を伝えて警鐘を鳴らす

相手をあなたのファンにする方法

仕事であれ、恋愛であれ、はたまた経営であっても、最初の一歩は、ファンを獲得するということに尽きる。では、は、どうすればファンを作ることができるかだが、まず人間はメリットよりもデメリットに着目する生き物である。だから、相手があなたの望まない方向に進まないよう、そっと危険性を伝えて警鐘を鳴らすのである。これをさりげなくできるようになれば、一瞬にして、相手の関心を引き付けることができるようになるのだ。(内田游雲)

仕事や恋愛において重要なのは、関係性をしっかりと構築することだ。つまり仕事であれ、恋愛であれ、はたまた経営であっても、最初の一歩は、ファンを獲得するということに尽きる

ファンになってもらえれば誘いには断れることもないし、恋愛においては、頑張ってあなたが自分の良さを訴えなくても勝手に惚れてくれる。

「今から会いたい」

という誘いにも喜んで乗ってもらるようになるのだ。これは、芸能人などを思い浮かべてもらえればよく分かるだろう。

ファン化を目指そう

しかし、あなたが芸能人でもない限り、ファンなんかできっこ無いと思うかもしれない。そこで、実際にファンを獲得するための簡単なテクニックをお伝えすることにする。

わかりやすく説明するために実生活の例えを出して説明する。

あなたも通販やネットで何か購入はした事はあるだろう。思い浮かべてみて欲しい。購入したものは、何でも良い。書籍だったり、ゲームだったり、電化製品だったり、購入を決めたそのとき一番に参考にするものがあるはずだ。

それは、何かというと、 

「利用者のレビュー」

である。

今の時代は販売者の売る為の宣伝文より、本音で商品の使い心地を教えてくれるレビュー、こちらのほうがよっぽど参考になるからだ。

私もよくネットで買い物をする時にレビューを見る。もちろん、最近のレビューは、参考にならないものが増えてきているのだが、それでもやはり参考にせざるを得ない。

この前、PC用のスピーカーを買おうとした時には約70件ほどのレビューがついていた。そのうち8~9割の人は、星4つか星5つという、商品に対してかなり満足している旨の評価を下していた。

しかし、やはりその中に、5~6件だけ、星1つや星2つの評価があった。内容を詳しく見ると、短期間ですぐ壊れたとか、カスタマーサポートの態度が最低とか、かなり怒り心頭に発している人もいて、そういう人は苛烈な言葉で商品を罵っている。

こういう意見があると、だれでも悩んだりするものだ。

「このスピーカー買って失敗したら嫌だなー」
とか、
「他にも色々あるしなー」
とか、
「わざわざ不安要素のものを購入する必要もないか」

そういう事を考えたりする。それでも、結局、まあダメだったらまた別のを買えばいいやと思って、申込ボタンをクリックするのだが(笑)

そして、数日後に、スピーーカーが届いた。設置してみると、これがなかなかいい音だ。今でもわりと良い買い物をしたと思っているし、あのとき否定的な意見に振り回されて、購入をやめなくて正解だった。

誰もが損をしたくない

しかし、おそらくこのスピーカーを購入しようとした人の中には、この数件の批判レビューを鵜呑みにして、

「危うくお金を無駄にするところだった」

そう考えて、購入を止めてしまった人も相当数いたに違いない。8~9割の人が良いと言っているにもかかわらず、「たった1~2割の批判レビュー」を優先して判断してしまう。

これは要するに、

「人間が持っている損をしたくないという欲求」

の表れだ。

人間はメリットよりもデメリットに着目する生き物である。このことを知っておくだけで、あなたのこの後の人生に大きな違いが生まれる。

私たちは別に得しなくても死ぬことはないが、損失を繰り返すと最悪死んでしまうことになる。このため、損する可能性に関しては極力回避するよう、脳にプログラミングされているのだ。

たった1~2割の批判レビューで購入を踏みとどまってしまう。そういう人が多いのも、こうした理由なのだ。

さて、これがどう仕事や恋愛に関係するかというと、こうした心理テクを利用すると割と簡単にファンを獲得できてしまうからだ。

何をするのかというと、警鐘を鳴らすのである。

「こっちの水は甘いよ」

こうしたメッセージを促す人はたくさんいるし、別にそれが間違っているわけでは無い。相手のいいところを褒めたりちやほやする人だ。

しかしそういう事を言ってる人は世の中にあまりに多すぎて、どうしてもあなたのメッセージが薄まることになる。

警鐘を鳴らすと相手を引き付ける

それでは、どうすればいいか?

「そっちの水は毒入りだからやめたほうがいい」

こう相手に言うのだ。このほうが圧倒的に人は注目する。そして他の無数の「こっちの水は甘いよ」というメッセージは無視して、毒入りだぞという恐怖、これを提示した人間のことを信用するようになる。

「この人は私を守ろうとしてくれているんだ!」

そう相手が思えば、その後のメッセージはすべて肯定的に受け取ってもらえるだろう。オファーをしても抵抗なく受け入れてもらえる。この手法は、強力なので中にはわざとこういうテクニックを使う輩もいる。

某企業だったら、他の業者や商品を使うことの危険性を親身に忠告し、ターゲットに信用と感謝してもらった上で、自社の商品を高額で売りつけることをやる。

もちろんまっとうな喜ばれる商品を扱っているのであれば、こういう売り方も私は全然ありだと思っているが。(信用もお金も手に入って一石二鳥だ)

そして、あなたが好きな相手やお客にこれをやるのである。

ただしここで特定の個人や団体を批判してしまうと敵も増えてしまい、それが思わぬデメリットに繋がることもあるので注意が必要だ。

個人名などを言うのではなく、

「こんな人についてっちゃだめ」
「こんな考え方でいたら損をする」
「こういう道を歩いていくと危ない」

こうして適度にぼかして敵を作らないようにすることだ。

そして警鐘を鳴らすからには明快な根拠を示すことが重要になる。根拠もなく「こういうのはダメだ!」というのは説得力がないし、ただの誹謗中傷になりかねない。

相手があなたの望まない方向に進まないよう、そっと危険性を伝えて警鐘を鳴らすのである。これをさりげなくできるようになれば、一瞬にして、相手の関心を引き付けることができるようになるのである。

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