何かを手に入れても幸せにはなれない
幸福とはどこまで行ってもその人の心の感じ方だ。しかし、ほとんどの人は物やお金を持てば幸せになれると錯覚して生きている。どんなに物を所有しても人は幸福にはなれない。物を持てば持つほど、その物を無くす事を怖れるようになり、不安でたまらなくなる。
幸福とはどこまで行ってもその人の心の感じ方だ。しかし、ほとんどの人は物やお金を持てば幸せになれると錯覚して生きている。どんなに物を所有しても人は幸福にはなれない。物を持てば持つほど、その物を無くす事を怖れるようになり、不安でたまらなくなる。
本当に苦しい時は泣くのではなく笑ってみることだ。笑っているうちに自ずと気持ちが明るくなって不思議と元気が出てくる。楽しくなくてもいいから無理やりにでも笑ってみればいい。人間の感情は形によってある程度作ることができる。
幸福を手に入れる為に、最も重要な事は感謝である。周りや内側に存在するあらゆるものに秩序がある事に気づくと、満ち足りて自然と感謝の気持ちになることができる。全ての出来事をただ受け止め感謝すると、全ては完璧な秩序の中にある事が実感できる。
幸福というのは、人それぞれ違うものだ。しかし、ほとんどの人が、みんなが目指す方向に幸福があると信じている。本来、幸福とはそれぞれの価値観で決まるものである。ある人には幸福と感じることも、他の人が不幸と感じる事もあるはずだ。
会社の目的とは一言で言うと、人を幸せにすることだ。これは決してお客だけではない。家族や従業員、取引先など関係のある総ての人を含む。下請けを叩いて自分の会社だけが儲かるようにしている会社は、結局はだめになっていく。
人は何かを手に入れると、幸福になれると思いがちだ。そして、誰もがこう考えてしまう。お金持ちになれたら!大きな家が持てたら!高級車が持てたら!幸福になれると思い込んでしまうのだ。しかし現実には、どんなにモノを手に入れても幸せになれるとは限らない。
物を得たからといって幸福にはなれない。なぜなら、幸福とは心の状態を言うからだ。あんなにワクワクして楽しみにしていたのに、欲しい物が手に入ったとたん急に気持ちが冷めていく。物を得ることでは、決して幸福は得られないのだ。大事なのは心のありかたである。
与えることと、受け取ることのどちらが、より立派な事だと思っているだろうか。多くの人は、与えるほうだと思うかもしれないが、それは、間違いである。何かを与えるためには受け取ってくれる人が必要になる。与える人も受け取る人も同等の世界だ。
大きな問題を抱えていたり、心配事や悩みに囚われていると、巡ってきた幸運を受け入れられない。人の心には、大きさがあって、悩みや心配で心がいっぱいになると、他に何も入らなくなってしまうのだ。
人間の最大の喜びは、誰かの役に立つことにある。物やお金を得る幸せより、誰かに何かをしてあげるほうが幸せ度は大きくなる。与えられることを待つより、何ができるかを考え、与える側になることが、幸福になるためのポイントである。