お金に対する感情が人生を振り回していく

あなたはなぜお金に振り回されてしまうのか

今の時代に生きている限り、お金に対する知識はとても重要です。
ここでは、お金があなたの感情に与える影響力について説明していきます。

まず、あなたがお金に対してどんな意味を感じているか、それをまず知っておきましょう。
そうすることで、過去の感情に振り回されることなく正しい判断ができるようになるのです。

お金に結び付けられた感情

お金には、様々な意味が結び付けられています。
試しに、次の質問に答えてください。

私にとってお金とは(    )です。

この空欄に思い浮かんだ言葉を入れてみてください。
この空欄に入れた答えが、あなたが、「お金」に対して持っている「基本的な意味」となります。

それは、すなわち、あなたが、「お金」と同一視しているものでもあります。
これは、人それぞれ、ちがうものですが、多くの人が共通してもっている意味もあります。

以下に代表的な例を上げていきます。

お金とは(幸福)である

これなどは、たいていの人が、お金に対して持っている意味です。

「お金があればあるほど幸せになれる」
この考えは、おそらく世界中の国の人々に浸透しています。

しかし、現実に収入が増えたときに以前より幸福になったと答える人は、実は低所得の人たちに多く見られるだけで、ある一定以上の収入の人にとっては、幸福度は上がらないという実験結果があります。

つまり、「ある条件の下ではお金で幸福が買える」ということです。

少なくとも、お金で、ある種の不幸を防ぐことはできます。
安全な暮らし、環境のいい地域での生活、便利な製品を使うことができるからです。

しかし反面、富が増えることや買い物によって得られる幸福は、長続きしないものです。
ある程度お金があれば、十分な生活必需品を手に入れることができるので、生きる為の心配はしないで済みます。

ところが、それを超えると、

「お金が増えれば増えるほど幸福も増える」

という考えは成り立たなくなるのです。

お金とは(力)である

ほとんどの人が、富と力を同一視し、その両方を手に入れたいと望みます。

富と力を手に入れることが、どれくらい達成できたかを示すのが「お金」ということです。

「お金」は力や地位、社会の中での影響力、そして、社会にとっての自分の価値さえ示す基準であると思い込んでいます。
お金とは、自分の価値であると多くの人が思っているのです。

ですから、お金を多く持てるということは、自分自身の価値が高くなることだと思い込んでいるのです。

お金は(自由)をもたらすもの

これもまた、よく聞く言葉です。

確かに、お金は一般的に人生における選択の幅を広げてくれます。
だから、多くの人におってお金が「自由そのもの」を意味するのです。

これは、直感的によく理解できます。

お金が無限にあれば、生活を脅かす障害から開放され無限の可能性が開けるはずです。
諦めていた多くの物を買うことができ、それによって自由に生きれるとさえ思います。

多くの人は、「宝くじさえ当たれば、一生自由でいられる」そう思っています。
だから、あれだけ行列を作ってまで、買おうとするのです。

しかし、実際には、宝くじが当たった多くの人たちは、自由とは無縁の生活を送っています。

お金とは(愛)である

こう言い切る人は多分ほとんどいません。
しかし現実には、愛とお金はもっとも混同され、ごまかされやすい部分です。

たとえば、親が、子供の傍にいてやれない代わりにお金(あるいはお金で買える物)を与える。
そして、自分は仕事に没頭する。

また、恋人や配偶者など、他の人に対する愛を証明する手段として、お金や(お金で買える物)を使うし、相手もそれを期待していたりします

また、地域社会や国家への愛でさえ、お金を寄付することで示せるのです。
お金で愛は買えないかもしれませんが、買ったように見せることはできるのです。

お金と愛とは、もっとも混同されている部分なのです。

お金とは(安心)だ

これは、おそらく全員が感じているのではないでしょうか?

財政的な安心は目に見える目標です。安定した生活の為に必要なお金を計算し、そのお金を確保するだけの計画を練り、十分な貯金をしていくことは誰でも達成可能です。

ただ、問題はそれだけでは、感情的に安心できるとはいえないのです。

「お金について心配や苦労せずに幸せな暮らしを送るのに必要な年収はいくらですか?」

こうした質問の応えは、年収が幾らの人であっても、今の2倍は必要だと答える人が一番多いのです。
つまり実際には、どんなお金持ちになっても満足できないし、決して安心できないということです。

大金持ちに対して、

「どれくらいのお金があったら安心できますか?」

という質問をしてみると

「あと少し余分にあればいい」

こういった返事が返ってきます。

結局のところ、どれだけお金があっても満足できず、安心もできないのです。

お金とは(自分の価値)です

時々こういった人を見かけます。

目に見えないものの価値をお金で示す為、次から次へと金銭的な成功を追い続ける。
こういう人です。つまり、人生の採点表として、お金を物差しに使っているのです。

こういう人は、給料やボーナスが上がったから、年収が倍になったから、自分の評価も上がって満足できるだろうと考えています。

しかし、実際には、どこまで行っても、ゴールはまるで見えないのです。

お金とは(恐怖)である

「足りなかったらどうしよう・・・」

こういったお金にまつわる怖れの感情は、ほとんどの人の生活の場から、切り離せないものになっています。

特に、「お金が足りない」とか、「十分にない」という経験をすると、心にいつまでも消えない深い傷を残します。

こうした体験が、お金に対して、ネガティブな感情を結び付けてしまっています。
だから、お金に対して恐怖に近い感情を持ってしまうのです。

お金とは(恥かしい)こと

不思議なことに、お金に関する話題には、「恥ずかしさ」がついて回ります。

どんな場面でも、収入や負債、住宅ローンなど、お金についての細かい話は敬遠されます。
初対面の相手に、借金の額を聞いたらたいてい怒りが返ってきます。

人は、借金を恥ずかしいものと捉えます。
さらに、住宅ローンの審査に落ちたりすると借金できなかったことに恥ずかしさを覚えるのです。

これは、幼児期から教えられる、お金の秘密の一面なのです。

「借金は恥ずかしい事だ!」
「お金に関する話は、なるべくしないようにしよう」

そう、家族がよってたかって教え込むのです。

あなたが「お金」に持つ感情を確認する

さて、あなたは、最初の(    )の中にどのような言葉を入れましたか?

それが、あなたのお金に対する意味です。
そして、そこから湧き上がってくる感情を冷静に受け入れてみてください。

私たちは、行動を起こす際に、かなり多くの場合感情に基づいて物事を決めていきます。
なかでも、こうしたお金のささやきによって、引き起こされる感情はとても強力なのです。

あなたがお金に対して、どんな意味を感じているか、それをまず知っておきましょう。
そうすることで、過去の感情に振り回されることなく正しい判断ができるようになるのです。

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