自分を犠牲にするのは間違い
いい人ほど他人の為にと考えて行動しがちだ。これはマイナス面が大きい。最初に自分とその周囲の人の幸せが無ければ、本末転倒であり他人のために何もできない。こうした自己犠牲に人は酔いやすいし目的化しやすいが、それでは幸福になれない。
いい人ほど他人の為にと考えて行動しがちだ。これはマイナス面が大きい。最初に自分とその周囲の人の幸せが無ければ、本末転倒であり他人のために何もできない。こうした自己犠牲に人は酔いやすいし目的化しやすいが、それでは幸福になれない。
正義感とは結局は誰かを裁くことにつながる。他人を裁くことは気分のいいものだが、それは恨みや怒りを買いやすいのだ。それよりも赦すことの方がよほど相手にとって得るものが大きい。正義とは時代や環境によって変化していく。
自信を持つことはとても大事だ。しかし、自信が過信になると他人の意見やアドバイスが耳に入らなくなる。こうなると、目の前の危険に気づけなかったり、他人から足を引っ張られたり、トラブルに見舞われる。自信が過信になったときに躓くと致命傷を負いかねない。
突然の不幸や困難が訪れた時、人は自分の運の悪さを呪う。しかし、不幸や困難は偶然に引き起こされるわけではない。そこには必ず原因がある。だから不幸や困難はその間違いを修正するチャンスでもあるのだ。
どんな人間であっても、ほとんど思い込みで生きている。誰であっても物事を正確に見ることができないのだ。ここに多くの問題が起きる原因がある。自分の考えはこれまで生きてきた間に刷り込まれてきた価値観であり、それが正しいのかどうかさえ誰もわからない。
何か問題が起きた時に最も大事なことは、事実のみを見つめて淡々と対処することだ。これを「たいへんだ!たいへんだ!」と慌ててしまうと、かえって問題が大きくなる。問題をあるがままに受け止めて、ただできることを行えばいつの間にか問題は解決できるものだ。
人間だれしもが過去も未来も現実には存在しないのにそれに引っかかり苦む。しかし、大事なことは今この瞬間を生きることただそれだけである。動物は過去を悔んだり未来に恐れを抱いたりしない。ただ今目の前のことだけで精一杯に生きている。
今起きている問題、今のあなたの環境、こうしたものはすべて自分自身が作り上げたものだ。他人が何かをしていると感じるかもしれないが、そうした関係を含めてすべて原因は自分にある。今の、あなたの周りにある環境はすべて、あなた自身が作り出したものなのだ。
顔はその人のすべてを表している。ある程度年を重ねた人の顔には人柄までも現れているのだ。不快感を与えるような顔をしている人は、人柄もそのような人だ。これは顔の美醜ではない。その人の普段からの考え方、感情が表れているのだ。
人間はトラブルにあったり時間に追われたりすると、焦って物事を解決しようとしがちである。しかし、焦れば焦るほど、問題は大きくなり時間に追われるようになる。たとえ大きな問題であっても、冷静に対処するほうが解決に近づく。