同じ選択をしていては人生は変らない
習慣というのは恐ろしいもので、そこから抜け出せない限り運命は変わっていかない。しかも、この習慣は、意識していないところでも行動を規制し続けてしまう。慣れている行動は、無意識に今と同じ状況を繰り返すだけになる。
習慣というのは恐ろしいもので、そこから抜け出せない限り運命は変わっていかない。しかも、この習慣は、意識していないところでも行動を規制し続けてしまう。慣れている行動は、無意識に今と同じ状況を繰り返すだけになる。
何かを達成しようとした時や、困難に見舞われた時など、解決のため少しでも近い道を行こうとする。しかし、そこには落とし穴が待ち受けていることが往々にしてあるのだ。人生の罠である。状況が切羽詰まっているほど、この罠にはまりやすくなる。
人間の悩みのほとんどは、過去の後悔や未来の取り越し苦労が大きな原因となる。しかし、過去は絶対に変えることはできないし、まだ起きていない未来のことに思い悩むことも、まったく意味がない。現実として存在するのは、今、ここ、この瞬間!ただ、それだけだ。
人間は誰もが生き方のクセを持っている。自分の過去を振り返ってみると、同じような状況で、同じような判断や行動をして、同じような結果になっているものだ。これが、生き方のクセだ。クセだからその判断や行動は、無意識のうちに行われている。
誰もがポジティブ思考のほうが良いと知っている。しかし人間の心は、ポジティブに考えているつもりでも、いつの間にかネガティブになっていることがある。希望のうちはポジティブだが、それが、義務になってしまっては、ネガティブになってしまうのだ。
まず与えることが重要である。こうした話をすると「お金もないから、何も与えるものがない」そんなことを言う人がいる。与えるとは、物やお金だけをいうのではない。明るく挨拶をする。優しく微笑みかける。こうしたことも与えることだ。
人の最初の評価は、80%が外見の印象で決まる。それは、他人にとってだけではなく自分自身にとっても同じだ。きちっとした格好をしていると、だんだん自信が付いてくるし、ボロボロの格好をしていると、どんどん自信を亡くしていく。服装は徐々にその人の内面にまで影響を与えていくのだ。
私たちは、物事を判断する材料として、常識や社会通念を使う。しかし、この常識や社会通念が、そもそも事実と違うことが多い。むしろ、事実と違うことのほうが多いといっていいだろう。だから、多くの人が物事の判断を誤るし、上手くいかないことが出てくる。
いたずらに正義を振りかざすよりも、起きたことから何を学ぶかの方が重要である。しかし、人はすぐ他人を裁こうとする。その方が気分がいいからだ。しかし、それでは自分は何も得るものがない。それよりも、そこから何かを学ぶ姿勢が大事なのだ。
人間は誰もが、なかなか自分の過ちを認められない。その結果、問題が拡大し、経済的困難が発生したり健康を害したりして、初めて自分の過ちに気づくのだ。もっと早く気づいて修正できれば、簡単なことが、事が重大になるまで気づけないのだ。