金を得るには「願望」から「信念」へと強化する
人は、他人を信じさせる前に、まず自分を信じなければならない。自分を信じる思いは、他人に影響を与えるばかりか、信念を持つことによって、アイディアが沸きあがってきて、それが行動となりチャンスを呼び寄せる。だから「金」を得る為には、願望を持つことがとても大事だが、願望からさらに進んで、「信念」として、しっかりと意志を持たないと現実につながっていかない。(内田游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
「金」を得る為には、願望を持つことがとても大事である。
【参考記事】:
2024.01.21
資本主義に生きるならもっと金に対して野心的になれ
日本は資本主義の国である。だから金持ちになったほうがいい。もちろん人生を生きる目的は金の為ではない。しかし、何をするにおいても金は必要だ。そして、その方法を最優先に考えることは、資本主義に生きる私たちにとって理にかなった生き方なのである。…
しかし、ただ願望を持っただけで実現できるわけではない。願望からさらに進んで、「信念」として、しっかりと意志を持たないと現実にならないのだ。
自分自身を信じる人を信じる
この「信念」は誤解されがちな言葉である。
ただ、何かを信じればいいのではなく、自分自身を信じることがその根底にある。
財政的に成功する為には、自分を信じることが何より大切だ。
それなしには何も成し遂げることはできまない。
なぜなら、「信念」がなければ、他人に影響を与えられないからである。
「金」というのは、結局のところ周囲の誰かから運んで貰わないといけない。
自分ひとりでは、作り出せないものだからだ。
人は、他人を信じさせる前に、まず自分を信じなければならない。
弱く、否定的で、自身にかけている人は、消極的空気に包まれて周りの人に悪い印象を与えてしまう。
強く、積極的で自信がある人は、同じような性質を周囲に発散して、他に影響を与える。
つまり、世間は自分自身を信じる人を信じるのだ。
自分を信じる思いは、他人に影響を与えるばかりか、自分の心の姿勢と思考にとてもいい状態を与える。
信念を持つことによって、アイディアが沸きあがってきて、それが行動となりチャンスを呼び寄せるのである。
不安の大部分は実現しない
逆に、否定が否定を呼び込むこともある。
多くの人は、
「自分は、生まれつき貧乏とか
失敗者になるように運命付けられている」
そう思い込んでいるようだ。
多くの人は、消極的、否定的な信念によって、自分を不幸に落としいれている。
こういった「不安」は、すべての消極的な感情の生みの親であり、心配、自信喪失、優柔不断、臆病、落胆など、消極的な感情と感覚のすべては、不安からくるのである。
不安が作り出す最初の産物が「心配」である。
「もしも」「できない」「ついてない」「無理」「うまくいかない」
こうした感情を引き起こしていく。
人が不安に思っていることの大部分は、現実には決して実現しないし、実際に起きる些細なことも、怖れているほどにはならない。
特に、未来の何かを怖れることが一番の問題である。
だれでも、今の重荷くらいは背負えるが、未来の分まで背負えば心が折れてしまう。
まだ起きていない未来の問題に費やすエネルギーと思考力があれば、日々の問題は簡単に解決できていく。
だから、未来の何かを恐れることは、今すぐ止めることだ。
願望を信念に昇華させる
「不安」や「心配」の最も悪いところは、人のエネルギーの大部分を消費するのに、何一つ利益をもたらさないことである。
「願望」から「信念」に昇華させるためにはこの、消極的なマイナス思考を一掃するという、作業が不可欠なのだ。
どんな人であれ、ネガティブな思いは、どうしても心に浮かんでくる。
「経理入力をしていたら、
事業が破綻しているイメージが浮かぶ」
「友人宅を訪ねたら、その人に
殴られそうになるイメージが浮かぶ」
「車を運転していたら、
事故に遭うイメージが浮かぶ」
こうしたことは、誰にでも普通にあることだ。
信念が富や成功をもたらす
このような不要な思いが心に表れても、心配することはない。
それを抑圧するのではなく、そのままにしておくことだ。
これは、禅などで使われる技法で、こういった雑念が浮かんできたら、ただそれをやり過ごすだけでいい。
このようなネガティブなイメージは、意識下から浮かんできて、そして、どこかへ消えていく。
その途中に、自分の心の中に浮かんできているだけなのだ。
しかし、これの注意を払って、「ダメだ」とか「消さなきゃ」という思いを持ってしまうと、再び新しくその想念が力を持って意識下にしまわれてしまう。
ただ、「ふーん」とやり過ごすのだ。
そのうちに、不安が消えていることに気づく。
不安が消えれば、強い「願望」は、いつしか「信念」へと変わっていく。
この「信念」が、富や成功をもたらしてくれるのである。