「男運が悪い女」と「女運が悪い男」

profile：内田游雲（うちだゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機－運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営（メルマガ編）】も発行中（無料）

付き合った相手が浮気ばかりしたり、汚部屋でも平気な超だらしない人だったり、さらには、付き合ってから「こんなはずじゃなかった…」と思うくらいだ。
それはそれで大変なのだが、これは、ただのダメ女だけであって、女運が悪いとは言えないものである。

「男は、ヤレれば良いので、女運が悪いなんてありえない。」

まあ、確かにそれは真実なのだが・・・

そして、大体30代前後の女性と話すと、たいていが

「私は男運が悪いから！」

と言う話になる。

これは、「男運が良い」の反対の意味だ。

そして、「男運が良い」という意味は、まともな男（借金しない・浮気しない・暴力を振るわない）という、普通の男と無事結婚して、まあまあ、一般的に良かったねと言われる状態になった時に「男運が良い」と表現されるのである。

つまり、結局、男運が良い状態とは、まともに結婚できて、破たんせずに続いている状態のことだ。

では反対に、男性にとって「女運が悪い」という状態は、いったいどういう状態なのだろうか？

これは、なんとなくだが２種類あるように思える。

まず、悪女（心根が悪人）を好きになって、邪悪な雰囲気の中で生活する状態だ。
この場合は、彼女の邪悪さに気付いてさっさと離れなければ危ない。
下手をすると、犯罪に巻き込まれたりするかもしれない。
こうした場合である。

しかしこの場合も、自分も同じように心根が悪い男であるなら、それはお似合いのカップルになるということにもなるだろう。

因みに、悪女とは本当は醜女（しこめ）のことをいう。
醜女は、基本的にモテないため、少しでも関係ができた男をずーっと追いかけていく。
だから、「悪女の深情け」などという言葉が生まれたのだ。

２つ目は、相手の運を悪くするタイプの女性（俗に言うさげまん）と付き合って、運気が知らず識らず、下がっていってしまう状態のことだ。
こうした女性（さげまん）は、自分勝手に尽くすタイプが多いものだ。

たとえば、朝起きて、仕事に行かなきゃいけないのに、

「いや、あたしのこと置いていかないで～」

と下着姿で足にからまりついて離れない女の人とか。
よくAVや、アメリカのＴＶドラマに出てくるシチュエーションだ。(笑）

さらには、四六時中、自分のことはほったらかしで、世話をしたがる。
仕事から帰ったあなたのクツ下をぬがして足湯をしたり・・・。

男としては、かなり嬉しかったりもするのだが、こういう状態が続くと男性は、仕事は遅刻、欠勤が続き、ブクブク太って不健康になるばかりだ。

そして、こうした女性の決め台詞は、

「私と、○○とどっちが大事・・・」
いや、これ、どっちも大事だから・・・

こういう女性と生活すると自然と、運気が下がっていくし、うだつの上がらない男に成り下がる。

基本的に、女運の悪い男性は、ダメ男ではない。
それどころか情に厚く、なかなか関係を断ち切れない、優しい男性が多いものである。

こうしてみてくると、女性の言う、「男運が悪い」のは、男を見る目のなさに起因している。
この男運が悪い女は、相手に尽くすタイプが多いものだ。
さげまん女性は、自分のために、相手に何かを押し付けるのに対して、相手の為に何かをしてあげたいという系の女性だ。

だからこそ、そこを、ダメ男に付け込まれるのだが、女運が悪い男は比較的優しい男性が多いので、変に付け込まれることはない。
女運が悪い男にとっては、こういう相手は、むしろ理想に近い女性なのである。

ただし、ＳＥＸの相性はあまり良くないかもしれない。
「男運が悪い」女はＭ系が多いし、「女運が悪い」男はＳにはなりにくいからだ。
ただ、どんな男でも、どこかにＳの一面を持っているものだ。
「女運が悪い」男がそれを理解し、自分の中に眠っているＳの部分を引き出せば、ベストカップルになっていく可能性が高いのである。

もし、自分が「男運が悪い」とおもっているなら、「女運が悪い」という男を探してみるのもいいかもしれない。
反対に「女運が悪い」というのなら、「男運が悪い」という女を選んでみると理想に近い相手になるはずだ。