ビジネスコンサルタントが恋愛論を書く理由

profile：内田游雲（うちだ ゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機－運の研究」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営（メルマガ編）】も発行中（無料）

私は、ビジネスコンサルタントとという仕事をしている。どのような内容かというと、小さな会社の利益を増やし、商売を繁盛させ、将来にわたって社長を豊かにすることをしている。

小さな会社の社長にとって、じつはとても大事なのが、金の知識と人間関係、特に恋愛の知識なのだ。なぜなら、人間の幸福に大きく関わるのが、金と恋愛だからだ。

繁盛している会社の社長、例外なくモテるものだ。逆に言うならば、モテる社長のやっている会社は繁盛する。なぜなら、ビジネスと恋愛はとても似通っているからだ。

例えば、ビジネスで重要なポイントは、セールスすることだ。そして、セールスで重要な事は、商品の魅力をいかにうまく伝えるかになる。このとき一番重要な３つの事とは、

・明快さ
・単純さ
・娯楽性

となる。
逆に避けなければならないのが、次の３つ。

・難解なこと
・情報過多
・退屈なこと

これが、できてないと、商品の魅力を伝えることができない。

これは恋愛でも全く同じだ。

例えば、男性が女性にアプローチする時も、

・明快さ
・単純さ
・娯楽性

が必要になるし、

・難解なこと
・情報過多
・退屈なこと

この３つは避けるべきことになるのだ。これは相手（女性）を考えさせない（迷わせない）ためだ。人間というのは、考え始めた瞬間に、抵抗することを始めてしまうからである。

人は思考すればするほど、論理的矛盾に気付き、あなた以外の選択肢に気付くようになる。つまり、他の人と比べるようになるのだ。そもそも世の中は、「思考」というものをしたくない人が大半なので、あなたのメッセージを理解するのに思考が必要だと思えば、その時点で多くの人がメッセージを受けるのをやめてしまう。

つまり、

「めんどくさい」

となるのだ。

さらに、もともと人間は根本的にリスクを誇張して考える生き物なので、（得したい感情より、損したくない感情の方が強いから）悩めば悩むほど不安が大きくなって、結局、あなたと関わらなくなってしまう。

こうした問題をクリアするためには、やはりメッセージというのはシンプルなほうがいい。

例えば、

1：出会う
2：連絡先交換
3：日々のチャット
4：デートオファー
5：付き合う

という順番なのだとしたら、出会って、趣味や映画の話しになっても、

・専門用語、小難しい事は言わない
・こんなところが好きだ、面白いと伝える
・こんな事に気付いた、役に立った

などと明快、単純、おもしろくシンプルに話す事が大事になる。これをつい知識があるからと、難しいことを話し始めた瞬間に、相手はあなたの話をシャットダウンして聞くことを止めてしまうのだ。

とにかく恋愛においては、難解な事は避けるべきだ。頭良い人ほど難しく話してしまいがちなので、注意が必要になる。

連絡先交換するにしても、

・○○さんと話すの面白い！
・これからも色々情報交換しよう！
・ラインIDを教えてください！

と、ある程度会話が盛り上がったら簡潔に聞くのが良い。

また、ネットであれば、

・一緒にゲームやろう
・Twitterフォローしといてよ

など、ラインよりハードルの低いところから、相手にリスクがないところを聞いて、確実に、コツコツと関係性を築いていく。

このようにショートカットせず、一歩一歩、めんどくさがらずやって行く事が大事になる。日々のチャットもそう、デートのオファーも、全部単純、明快、シンプルに心がけることだ。

このように、商売のテクニックと恋愛のテクニックは、ほとんど同じである。それどころか異性にモテない人は、商売でもまず成功できない。ビジネスの根本は人間理解であり、それは恋愛とまったく同じだからだ。