恋愛は別次元で一瞬に判断されている

恋愛は第一印象でほとんど決まってしまう

恋愛において、あなたを受け入れてもらえるか否かは、実は別次元で判断されていることを最初に知っておく必要がある。別次元とは、「感情」の部分だ。人は好感や親近感などの「感情」で、心が動かされ、興味関心を寄せるものだからだ。一瞬の「瞬間的な印象」で、相手に対して好きか嫌いかを、数秒間に決定をしているのである。(内田游雲)

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

恋愛マニュアルは役に立たない

世の中には、モテるための恋愛マニュアルが数多くある。
また、そうした本も数多く出版されている。
それだけ、恋愛についてのノウハウには需要があるのだが、では、それを読んで、実際に役に立つのだろうか。

そもそも、恋愛のテクニックって何だろうか?
どういう人がモテるのだろうか?

特に男性の場合、それは、金があるということだろうか?
それとも、おしゃれなバーやレストランをストックしておいて、素敵なデートプランを準備することだろうか?
あるいは、場を盛り上げて笑わせたりするよどみのないトーク力なのだろうか。

内田遊雲の発行する 【気の経営-メルマガ編-】(無料)はこちらから

もちろんどれも、相手に好意を持ってもらうために効果的なものには違いない。
恋愛マニュアルなどを読む人は、どうもこうしたステレオタイプの恋愛スタイルに頼ろうとする傾向がある。
マニュアルに沿うことで相手に魅力が伝わり、恋愛が成立すると思っていたりするのだ。

しかし、そのマニュアル通りの恋愛テクニックを利用しても、そもそも、あなた自体を受け入れてもらえるか否かは、実は別次元で判断されていることを最初に知っておく必要がある。

恋愛で重要なのは第一印象

この別次元とは、「感情」の部分だ。
人は好感や親近感などの「感情」で、心が動かされ、興味関心を寄せるものだからだ。

初対面の第三者から見て、言葉に頼らない部分(非言語領域)で、どのような人が「好感度」や「信頼度」が高くなるかという実験がある。

結果はというと・・・男性の場合、まっすぐに伸びた背筋、広い歩幅、感じのいい顔つきや自然な動作、さらには清潔な服装と髪型、これらのスコアが高い人ほど、第一印象において第三者からの評価が高くなるのだ。

これは「非言語表現の要素」がいかに恋愛において重要かを証明するものだ。

こうした実験結果から、相手はあなたの外見、しかも第一印象だけで、あなたは信頼に足りえる人間か、あるいは話を聞くにも至らない人間だとシャッターを下ろすかを決めてしまう可能性が高いことを示している。

視覚からの最初の1秒で恋愛は決まる

つまり、どれだけ一生懸命に恋愛テクニックを勉強しても、恋愛ノウハウ本を読んでも、それを利用する以前に、既にシャッターが下りてしまっているということなのである。
これでは、せっかくのテクニックや磨き上げたスペックが、宝の持ち腐れになってしまう。

ここに、恋愛マニュアルでモテるようになると思うのは大間違いだという理由がある。
まず相手から好感を得ることが、恋愛テクニックやトークの前に大事になるということなのだ。

最初に第一印象のハードルを越えることが重要なのである。
第一印象で「好意」、「親近感」、「信頼感」をまず獲得することが必要になるということだ。

それによって「自分を信用してもらう」というハードルをクリアしなければ、どんなに、テクニックが確立されていようとも、恋愛は決してうまく進まないことを意味しているのである。
これは、男女共に同じだ。

あなたは一瞬で判断されている

では、相手の好意という感情を、第一印象で掴むにはどうすればよいのか?

感情面から考えると、実は、視覚情報を得た最初の1秒で決まってしまうのだ。
人間の脳は1秒間に相当量の情報を処理しているといわれている。
アメリカの心理学者によれば、人の視神経は1秒間に1100万要素を認知すると言っている。
その中で脳に伝達される情報は1秒間に40要素。
つまり、一秒の間にかなりの情報量を得ていることが見て取れるのである。
この一瞬で得た視覚情報から、脳が印象を決定していく。

内田遊雲の発行する 【気の経営-メルマガ編-】(無料)はこちらから

こうした実験では、一切の音声要素を抜いて、顔だけの情報しか見せないにも関わらず、被験者は顔の印象だけで、好感や親近感、信頼感、誠実さ、あるいは反対に頼りなさや冷たさの情報を読み取っている。

さらに、その一瞬で判断された印象は時間が経過しても変化せず、初めに刻まれたイメージがそのまま継続するという結果がでているのだ。
つまり、最初の一瞬の印象は、時間が経過しても変化しないということだ。

人は相手の話を聞く前に、一瞬の「瞬間的な印象」で、相手に対して好きか嫌いかを、数秒間に決定をしているのである。

第一印象は15m手前で決まる

人が最初の1秒で判断した印象は、5秒後も10秒後も変化しない。
つまり、あなたが相手に与える第一印象は、瞬間的な雰囲気で決まるといえる。

さらに人間は、15m先から相手を見て、その姿勢からその人のイメージを判断している。
背筋が伸びて元気とやる気がみなぎっているのか、肩が落ちて背筋が丸くなり自信がなさそうなのか。
姿勢は顔と同様に、あなたを判断する情報として相手の視覚に入ってくるのだ。

つまり、好きか嫌いかの第一印象の始まりは、15メートル手前の印象ということになる。
この第一印象を、どのように与えるかを意識することが恋愛ノウハウ以前のテクニックになるのである。

背筋はちゃんとのびているか?
うつむきがちになってはいないか?

第一印象の始まりは15メートル手前

一人の時であっても、常にこうした姿勢を意識しておくことだ。
背筋は気を抜くと、つい丸くなりがちである。
そして、相手が視覚に入ってから姿勢を正しても、既に手遅れなのだ。
あなたは15m先から見られているのだら。

さらに男性の場合、歩幅についても注意が必要になる。
あなたがトボトボと狭い歩幅で歩いていると、相手はその視覚的な情報だけで「なんだか自信なさげで暗い人だ。大丈夫かな?」と感じてしまう。
視覚情報には、歩き方も含まれていることを忘れないようにしておく必要がある。
こうした15m前の第一印象をしっかりと意識しておくことで、驚くほど、恋愛を上手く進めることができるようになる。

しかし、一瞬でも、気を抜いてしまっては元の木阿弥になる。
常に15m前からの第一印象を意識してコントロールすること。
これを普段の生活から意識をしていく。

これこそが恋愛の最強のテクニックである。

関連記事一覧

error: Content is protected !!