「付き合おう」と告白してはいけない

恋愛勝者になる為の究極の会話術

恋愛において、最も大きなポイントはやはり会話にあるといっても過言ではない。全ては、ここから始まるからだ。モテたければ、まず会話のスキルを学ぶことだ。会話のスキルと言っても、それほど難しいことではない。人の心を掴むには相手の話を聞くことが重要だ。人の心を掴むは、真剣に、興味深く、相手の話を聞くことだ。相手の話を聞くということは、相手のことを認めることでもある。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

最初にやることは好意を伝えること

恋愛において、最も大きなポイントはやはり会話にあるといっても過言ではない。全ては、ここから始まるからだ。だから、モテたければ、まず会話のスキルを学ぶことだ。会話のスキルと言っても、それほど難しいことではない。いくつかのポイントを抑えておくだけで十分だ。

まず、いいなと思う相手と恋愛関係に発展させるために、最初にやるべきことは、その相手に好意を伝えるということからだ。

「好きです」
「君をもっと知りたい」

どのような女性であっても男性からそう言われれば嬉しいものだ。

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「ずっと前から好きでした」

こんな言葉も使える。そんなことを言ったら、引かれてしまうかもしれないと感じるかもしれないが、気にする必要はまったくない。たとえ、結果として引かれても気にしないことだ。

そもそも、最初にこれをやらないから恋愛がスタートしないのだ。

「付き合おう」と言ってはいけない

ここでのポイントは、ただ伝えるだけだということにある。絶対に付き合おうとかは言わないようにすることだ。

「僕と付き合って欲しい」

こうした告白は、相手に白黒つけさす行為となる。

「あなたのことが好きです。僕と付き合ってください」

そう言われたら、女性がどう思うかを考えてみればいい。この場合の、反応は、たいてい次のようになる。

もし、まだ、それほどあなたに好意を持っていなければ、

「ごめんなさい」

そう断られることになる。

恋愛勝者になる究極の会話術

もし、あなたに好意を持っていても、いま誰かと付き合っているならやはり、

「ごめんなさい」

と断られる。
たとえ、今の男と別れようかなと迷っていても

「ごめんなさい」

と断られる。
さらに、今は、だれかと付き合いたいとか思っていない気分の場合も

「ごめんなさい」

と断られる。

人は、そもそも環境を変えられない動物なのだから、「Yes」という返事は、なかなかしにくいものなのだ。結局のところ、こうした告白するとかなりの確率で断られることになる。

「Yes」という返事が返ってくる時は、今現在、あなたのことが好きで、他に誰も付き合っていない状態で、さらに誰かと付き合いたいと思っている、そんな極めてまれな状態のときだけだからだ。それ以外は全部アウトになる。そんな確率の低いギャンブルに手を出す必要はないのだ。

未来のチャンスは残しておく

さらに、告白した結果、もし断られたら、この時点で、未来の全ての可能性を閉じてしまうことになる。将来的に、女性の気持ちが変わるチャンスを自ら捨てている。それって意味あるだろうか。

ドラマや映画の影響かもしれないが、恋愛は、告白しないといけないと思っている節がある。男女問わず、多くの人が告白することから恋愛が始まると思い込んでいる。

これが、大きな間違いなのだ。

恋愛において、告白というのは単なる確認作業でしかない。

「私はあなたが好きですが、あなたはどうですか?」

こう言っているだけだ。そして、その結果、ほとんどが撃沈することになる。だから、ここで明確にしておくが、告白なんか全く意味がない。それどころか、むしろ害になるからしないほうがいいものなのだ。

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それでは、「好き」と言わないほうがいいのかというとこれはまた別だ。一方的に「好き」と言ってもかまわない。好き」と言われて嫌な気がする女性は一人もいないからだ。ポイントは、相手に選択を迫らないことである。決断を迫れば、どうしてもノーという回答が返ってくることになるからだ。

「他に会う人いるの?」

ときかれたら

「いるけど、君といる時は特別」
「あなたは一番大切な女性」

とにかく、私はあなたが好きで、あなたがオンリーワンの女性であることだけをただ伝えるだけでいいのだ。

笑顔と真顔の使い分け

この時に、大事なことは真顔で伝えることだ。照れてニヤニヤしていてはダメだ。それでは、信用されない。

これは、恋愛に限らず会話において大事なことで、重要な事は真顔で真剣に伝えることである。

恋愛においては、

「あなたが好き」

ということを真顔で真剣に伝えることだ。

恋愛勝者になる究極の会話術

普通の会話の時は、笑顔が大事になるが、とにかく「好き」ということを伝える時は真顔で伝える。

これは、普段の会話から意識しておくことがスムーズにできるようになるコツだ。この時のために重要な事は、真顔で伝える癖をつけておくことだ。

普段のこうした練習で、会話力は格段に上がるものだ。

「聞く」を9割「話す」を1割

人の心を掴むには相手の話を聞くことが重要だ。

人の心を掴むは、真剣に興味深く相手の話を聞く。相手の話を聞くということは、相手のことを認めることだ。

しかし、なかなか自分の事を聞いてくれる人は少ない。特に、自慢話など誰も聞いてくれない。しかし、人が一番聞いてほしい話は自分の自慢話だ。

人は、誰でも本当は自慢をしたい。誰もが、自分は話したい。自慢したい。こう思っている。

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しかし、他人の話は聞きたくないし、自慢話なんてもっと聞きたくない。だから、女性にとっても自分の話を、真摯に聞いてくれる人はとても魅力的なのだ。

ここで、気を付けなければいけないのが、相談に乗ってしまうことだ。女性が悩みを打ち明けるときはそもそも答えを求めていない。答えは既に自分の中にあって、ただ聞いてもらいたいだけだ。

ここを間違えないようにすること。下手に、相談に乗ると、かえって煙たがられるものだからだ。

とにかく相手を褒める

会話を盛り上げるこつ、あるいはきっかけをつかむコツは、まず相手の女性を褒めることだ。褒められて嫌な気分になる人間はいない。

ただこのときに、「奇麗だ」と褒めることはダメ。これでは、褒めていることにならない。全ての女性は容姿になんらかのコンプレックスを持っている。だから、奇麗だね~と褒めても、ただのお世辞だと感じてしまうからだ。

褒めるときは、パーツを褒めるようにすればいい。ただこの時も、いきなり褒めてはいけないパーツがある。それが、「唇」や「匂い」、「肌」もダメだ。これらのパーツは、パーソナルリスクゾーンと言われる「縄張り」だ。つまり、性的関係を連想させてしまうので、いきなり踏み込んではいけない領域なのだ。

もちろん、関係が進展してからは、褒めたほうがいいのだが、いきなり立ち入ってはいけない。これをやると、褒めることが、警戒につながり嫌悪感を持たれてしまうことになる。

恋愛勝者になる究極の会話術

まだ、関係が進んでいない時期にお勧めは、

「目がきれいだね」

という褒め言葉だ。これは、言われた方もうれしいし、なにより、見つめ合う時間ができるのが大きい。

「カサブランカ」という映画で、パリ時代のことを回想するシーン の中で、二人でシャンペンで乾杯をする場面が出てきます。その際に、リック(ハンフリー・ボガード)がイルザ(イングリッド・バーグマンが言う言葉「Here ‘s looking at you, kid.」(君の瞳に乾杯!)は、まさに、この見つめ合うための言葉なのだ。

会話力を上げるには、こうしたドラマや映画を参考にすると、最高のお手本がそこにある。

他にも、ファッションを褒めることなども効果的だ。ただし、この時も胸元などの、性的な連想をさせる部分を褒めないように注意することだ。こうした部分を褒めることは、下心ありと思われ、警戒感を持たれる事につながる。くれぐれも注意をする必要がある。

子供の頃の話は最終兵器

そして、最後のポイントは、子供の頃の話を引き出すことだ。幼いころの話は、今につながっている。今の相手を作り上げているのが、これまでの記憶なのだ。特に、記憶の奥底に沈んでいる感情を引き出せれば、相手は勝手に崩れていく。

人間というのは、そのままでは感情的に安定していて、誰かを好きになるということはあまり起きない。誰かを好きになる時には、たいてい感情のバランスが崩れてしまい、それを補完するために、好きという感情が沸き起こってくるものだ。だから、安定している状態では、女性はあまり恋に落ちたりすることはない。

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女性を落すためには、まずこの感情に揺さぶりをかける。これは、とても簡単で、相手の子供時代の話をただ聞き出すだけだ。だれでも、子供時代の記憶には、いい事と悪いことが入り混じっている。

辛かったこと、恥ずかしかったことなどが記憶の底に大量に埋もれている。この感情を思い出させ引き出すことで、勝手に感情が揺れてしまう。あとは、そこに共感し受け止めてあげるだけで、ほとんどの女性は恋に落ちていく。

これをやるためには、まず、自分の子供時代の辛かったこと、恥ずかしかったことを打ち明ける必要がある。相手の心を開きたければ、まず自分が裸になる必要がある。

これさえできれば、恋愛は難しいものではなくなるだろう。

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