モチベーションを維持する為には結果に意識を向ける
モチベーションを維持することは、なかなか誰にでもできることではなく、とても困難な事だ。何かに取り組んでモチベーションを継続できれば、何事もうまくいくということは誰もが知っている。しかし、誰もが、それができないことが問題なのだ。モチベーションを維持し何かをやり続ける為には、結果を明確に心に描いておくことが重要になる。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
好きなことはモチベーションが続く
私たちが人生を生きていく上で、モチベーションを維持するということは、とても重要な事である。しかし、このモチベーションを維持することは、なかなか誰にでもできることではなく、とても困難な事だ。
あなたも何かをやろうと決断して始めたにもかかわらず、数回やっただけで止めてしまった経験があるだろう。大丈夫、こうした経験は、あなただけではない。誰もが同じ経験をしているものだ。
何かに取り組んでモチベーションを継続できれば、何事もうまくいくということは誰もが知っている。しかし、誰もが、それができないことが問題なのだ。
モチベーションを継続するための最良の方法は、とにかくその結果に意識を向けることだ。
例えば、健康についてもっと真剣に取り組みたいと思っているのなら自分にこう尋ねてみればいい。いま、これをしなければ、10年後、20年後、そして30年後には、自分の体調と体型は、いったいどうなっているだろうか。
私が自分にこの質問をしたとき、運動を始めなかった場合の20年後の自分の姿がありありと見え、その醜悪な姿にギョっとした。そして、なんとかして継続的に運動ができる方法を探したのだ。
なぜこれをしているかを常に確認しておく
ウォーキングやランニング、更には筋トレなど、これまでも何度も挑戦して、結局、続けられなかった。そこで、学生時代にやっていた社交ダンスを再開することにしたのだ。
これが、だいたい今から20年ほど前のことだ。そして、それ以来定期的な運動として社交ダンスを続けられている。やはり、好きな事は続けることができる。週2回、1時間~2時間踊ると汗だくになり、良い運動になるし、足腰と体幹が自然と鍛えら、姿勢も良くなった。
もちろん、たまには、都合によってできなかったりすることもあるが、そんな時にも20年後の姿を思う浮かべると、また、やる気が沸いてくるものだ。
全てにおいて、結果を心にとどめておけば困難に直面しても切り抜けることができる。自分が今なぜ、これをしているかを常に確認しておくのだ。
モチベーション維持はメダリストでも困難
オリンピックの金メダリストは、練習が大好きなのだろうか。
もちろん、そんなことは有るはずもなく、本当はオリンピックに向けて何年もキツイ練習などしないで、何か別のことをして楽しみたいはずだ。しかし、彼らは何年も練習を続ける。それは、オリンピックでメダル獲得というゴールがあるからだ。
彼らは、勝者になった自分と観客の大歓声を思い浮かべるのだ。世界レベルの選手になる為の常人にはできない苦しい練習も、メダルを取るという決意があるからこそ乗り越えられる。
モチベーションを維持するには何であれ同じで、とにかく結果に気持ちを集中させることだ。
もちろん人生でも同じだ。何かをやり続ける為には、結果を明確に心に描いておくことが重要になる。こうすることで、自分のモチベーションを維持し続けることができるだろう。
そうすれば、これまでなかなか継続できなかったことも、自然と継続できるようになるものだ。
【参考記事】:
2024.04.21
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