
思い込みが自分自身を縛っている
人生の質や行動そして成果は、全て自分の信念で決まります。
自分の人生を振り返ってみても、これは確かにそうだなと思います。
できると信じているからできるようになるし、できないと信じているからできないのです。
つまり誰にでも、何にでもなれる可能性があるということですが、これは心強いと同時になかなか厳しい言葉でもあります。
逆に考えてみれば、自分の人生の失敗は、自分自身ができないと思い込んでいるから失敗したということになるからです。
「できると信じても、
できないと信じても、
どちらも正しい。」
これは、フォード自動車の創業者であるヘンリー・フォードの言葉です。
思い込みは巨象すらも細いロープで縛る
信念の力については、過去に多くの人が書いています。
その中で、よく例に出されるのが象の調教についての話です。
象の調教では、子供の頃から同じロープでつなぐことで、大きくなっても逃げようとしなくなります。
子象の頃は、非力でロープだけでも十分に行動を規制することができます。
すると大きくなってからも、ロープがあれば逃げられないと思い込んでしまいます。
逃げられないと思っているから、細いロープでつなぐだけでも絶対に逃げようとしないのです。
しかし象は、その気になればロープやつないでいる杭を引き抜いて、自由にいつでも逃げることができます。
逃げられないと思い込んでいるために、ずっとその場にとどまっているのです。
私たち人間も、この象と同じです。
もちろんあなたも!
過去の失敗が思い込みを作りあなたを縛る
あなたは、かつて一度失敗しただけで絶対にできないと思い込み、その場で足踏みしていないでしょうか?
しかし、時間が経って今ならできるようになっているかもしれないのに、もしかして尻込みしていないでしょうか?
時間というのは、あなたの知らないところであなたを大きく成長させています。
子どもの時に届かなかった鉄棒も、今ではあなたの腰のあたりにあるはずです。

できないという思い込みだけで、新しいことに挑戦するのを避けてはいないでしょうか?
時間の経過とともに、あなたは、その能力を獲得しているかもしれません。
そして、さらに悪いことに誰か他の人の思い込みのせいで、できないような気にはなってはいないでしょうか?
あなたの行動を邪魔しているのは、
ただ単に
「自分にはできない」
という、自分の勝手な思い込みだけなのです。
思い込みを壊せば可能性が浮き出てくる
人は誰でも大きな可能性を秘めています。
しかし、その可能性を生かせる人はわずかしかいません。
誰もが、自分自身で
「そんなことできっこない」
「自分には無理だ」
などと思い込んでいるからです。
それは、子供のときに刷り込まれた思い込みだったり、ただの習慣だったりします。
可能性に制限は無いのですが、自から制限を設けてしまっているのです。
一度自分の心の底を見つめて、あなたの行動を止めているのは、どんな思い込みかを観察してみてください。
その思い込みは、なぜ生まれたのかを記憶を辿ってみてください。
原因を見つけられたら、その思い込みは少しずつ解消されていきます。