問題は淡々と処すれば大事に到らない
何か問題が起きた時に最も大事なことは、事実のみを見つめて淡々と対処することだ。これを「たいへんだ!たいへんだ!」と慌ててしまうと、かえって問題が大きくなる。問題をあるがままに受け止めて、ただできることを行えばいつの間にか問題は解決できるものだ。
何か問題が起きた時に最も大事なことは、事実のみを見つめて淡々と対処することだ。これを「たいへんだ!たいへんだ!」と慌ててしまうと、かえって問題が大きくなる。問題をあるがままに受け止めて、ただできることを行えばいつの間にか問題は解決できるものだ。
人間だれしもが過去も未来も現実には存在しないのにそれに引っかかり苦む。しかし、大事なことは今この瞬間を生きることただそれだけである。動物は過去を悔んだり未来に恐れを抱いたりしない。ただ今目の前のことだけで精一杯に生きている。
今起きている問題、今のあなたの環境、こうしたものはすべて自分自身が作り上げたものだ。他人が何かをしていると感じるかもしれないが、そうした関係を含めてすべて原因は自分にある。今の、あなたの周りにある環境はすべて、あなた自身が作り出したものなのだ。
顔はその人のすべてを表している。ある程度年を重ねた人の顔には人柄までも現れているのだ。不快感を与えるような顔をしている人は、人柄もそのような人だ。これは顔の美醜ではない。その人の普段からの考え方、感情が表れているのだ。
人間はトラブルにあったり時間に追われたりすると、焦って物事を解決しようとしがちである。しかし、焦れば焦るほど、問題は大きくなり時間に追われるようになる。たとえ大きな問題であっても、冷静に対処するほうが解決に近づく。
人は変化を怖れる。これは誰もが同じだ。この恐怖は人間が持っている本能的な部分である。変化するということは、たとえ良い方向に向かうとしても誰もが恐怖を感じてしまうのだ。今の状態が心地よいほどその恐怖は大きく変化を怖れる。
人間には想像力がある。この想像力がまだ起きてない未来を妄想し心配を起こさせる。誰もがなかなか行動できない理由がここにある。起きるかどうかわからないことに恐怖を感じて足がすくむのだ。人は過去の記憶に苦しめられ、未来を恐れおののくものである。
断捨離という言葉がある。これは不要なものを捨てることで運が良くなるということだ。この時に最も大きな意味がマイナスの思考や感情を捨てることだ。所有している物には全て記憶が結びついている。そして、この記憶が思考や感情を呼び起こすのだ。
何かを成し遂げるためには苦しまなければいけない。そう言う人がいる。もちろん、そういう考え方も解るし、あるとは思う。しかし、そもそも私たちは何のために生きているのだろうか。人生を充実させて幸福で楽しく生きるためだ。
周りからよく見られたいと誰もが思っている。しかしそこで自分以上の姿を装ってしまうと、後で現実とのギャップが埋められなくなる。理想を描いてそのふりをするのもいいのだが、やりすぎると今度は落差で自分を縛ってしまうのだ。